海外のホワイトデー特集!海外も日本と全然違う?

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日本のバレンタインやホワイトデーには、海外から見るとかなり独自の要素が多いということはご存知ですか?

海外でも「恋人の日」という共通の意味を持つバレンタイン・ホワイトデーですが、各国の考え方や文化によって祝い方が異なります。

SNSなどで海外の人と知り合う機会も多い現代ですから、海外のバレンタインやホワイトデー事情も知っておきましょう。
代表的な海外7か国について、バレンタイン・ホワイトデーの習慣をご紹介します。

この記事の見どころ
  • ホワイトデーの歴史を解説
  • 日本字馴染みのある7か国のバレンタイン・ホワイトデー事情まとめ

日本のホワイトデーの始まりは?

ホワイトデーは日本が起源だというのが一般的な説ですが、実際には少し異なります。

もともとバレンタインは、ローマ皇帝が恋愛結婚を禁止した時、それに背いて処刑されたカップルたちの魂を鎮めるという意味を持っていました。
そのためヨーロッパを中心とした海外で2月14日はもともと恋人たちの日という意味があり、それがアジアにも伝わったのです。

その一ヶ月後に、改めて永遠の愛を誓う日という意味を持つのがホワイトデーです。
ただしこのホワイトデーは、海外で明確に祝い方が決まっているイベントではありませんでした。
それを菓子メーカーの戦略と合わせてイベント化し、海外へ広めたのが日本だといわれています。

ホワイトデーの成り行き

昭和50年代、2月14日に女性から男性へチョコレートを送るというバレンタインデーは既に定着していましたが、そのころはまだ男性から女性へバレンタインのお返しをするという習慣はありませんでした。

そこで、贈り物をもらったらお返しをするという日本人の習慣に着目した菓子メーカーが、各社独自に日付を設定してマシュマロやクッキーの販促を始めたのです。

その後1978年に「全国飴菓子工業協同組合」が正式に3月14日をホワイトデーと設定し、大々的なキャンペーンを行うようになりました。
3月14日に決定した理由は諸説ありますが、「バレンタインの繁忙期を終えた菓子業界に休息と準備の期間を与えるため」「日本で初めて飴が作られた日だった」などが有力とされています。

なぜ「ホワイトデー」と言う?

ネーミングは、お返しの品物から「フラワーデー」「クッキーデー」という呼称もありましたが、若者の純粋な愛をイメージさせるという理由で「ホワイトデー」に決定しました。

日本で生まれたホワイトデーの慣習は中国・韓国・台湾など海外にも広がり、今ではアジア全体で大々的なキャンペーンが行われています。

海外のホワイトデー特集!7か国を比較してみた!

それでは、日本以外の海外では、ホワイトデーはどのように過ごすのでしょうか。
バレンタインやホワイトデーに、特徴的な習慣や意味がある海外7か国についてご紹介していきます。

お隣さん韓国のバレンタイン・ホワイトデー

韓国は、シャイな性格の人が多いアジアの中で、抜きん出てロマンティックなことを好む国民性です。
そのため韓国では、恋人同士のイベントの祝い方がアジアの中で特に情熱的で、周りにもカップルの仲をアピールできるような派手な演出が人気となっています。

バレンタイン

韓国のバレンタインは、日本と同じく女性から男性へチョコレートを贈ります。
恋人や好きな人などに本命チョコを贈ることも、お世話になっている周りの人に義理チョコを配ることも一般的で、日本とあまり変わりないイベントです。

しかし海外ならではなのは、チョコのラッピングがとても派手で大きいところです。
韓国ではバレンタインの時期になると、チョコと一緒に花やぬいぐるみを飾り付けた大きなプレゼントが店頭に並びます。
恋人に対しては凝った飾り付けで気持ちの大きさを示すことができますし、カバンに入るサイズではないので持ち歩いているととても目立って周囲へのアピールにもなります。

ただし、とても大きいので、プレゼントを複数もらうような人気のある男性は、移動がとても大変になるそうです。

ホワイトデーは?

対して韓国のホワイトデーも、日本に比べて派手でロマンティックです。

韓国のホワイトデーギフトの定番は、お菓子やぬいぐるみ、花などをつめた大きなバスケットです。バレンタインと同様、一抱えほどもある大きなギフトなので、ホワイトデーにこれを持ち歩いている女性はとても目立ち「彼から大切にされてる女性」という一種のステータスにもなります。

また、韓国の男性は恋人との記念日には、ホテルの部屋を花や風船、キャンドルなどで飾り付けてサプライズで祝うという習慣があります。

時間貸しのイベントルームも人気で、特別なデコレーションをした部屋で一緒に過ごすというのが韓国のホワイトデーデートの定番のようです。

イメージが湧かない中国のバレンタイン・ホワイトデー

中国では、バレンタインは「情人節」ホワイトデーは「白色情人節」と呼ばれています。
バレンタインに恋人にチョコレートを贈り、ホワイトデーには飴やマシュマロを贈るという習慣や、恋人に愛情を示すという意味自体は中国も日本と変わりありません。

ただし日本と違うのは、中国ではバレンタインもホワイトデーも男性から女性にプレゼントを贈るということです。

なぜそのような習慣になったかというと、中国の旧正月が関係しています。
2月14日のバレンタインには旧正月の日取りが近いので、新年に妻や恋人に改めて愛情を示すという意味を込めて、男性が女性にプレゼントを贈ることが多いのです。

そのような意味がある日なので、恋人以外の人に義理チョコを贈るという文化はありません。
さらに、日本から「男性が女性にお菓子やプレゼントを贈る日」としてホワイトデーが広まったことで、中国の男性はホワイトデーにも恋人にプレゼントを贈ることになります。

また、中国はアジアの中でも儒教の考え方が根強いので、女性が男性に対して物品の「施し」を与えることに、他の海外よりも意識の上でハードルが高いのも一因といわれています。
中国では、織姫と彦星の逸話が有名な七夕のほうが恋人たちの日として重要な意味を持っているので、バレンタイン・ホワイトデーの祝い方は日本よりも少し簡素な祝い方となるようです。

宗教感のあるアメリカのバレンタイン・ホワイトデー

ヨーロッパからの移民が築いた国であるアメリカでは、やはりバレンタインもヨーロッパ的な意味合いが強いです。

先にご紹介したように、ヨーロッパではバレンタインデーは恋愛を禁止されて処刑された恋人たちの魂を鎮めるという意味がある日です。
ローマ皇帝の方針に反対して、秘密裏に恋人たちを結婚させていたキリスト教徒の「バレンタイン司教」の名前をとって、恋人たちの日としてバレンタインデーが制定されました。

バレンタイン

それが発展して、アメリカでは恋人に愛情を伝えるために、プレゼントやメッセージカードを贈る日となっています。
日本のように女性から男性へと限定されているわけではなく、男女どちらも恋人にプレゼントを渡したり、いつもよりロマンティックなデートを楽しみます。

ホワイトデーは?

お互いにプレゼントを交換するためお返しをする必要がないので、アメリカにホワイトデーの文化はありません。

また、バレンタインの意味の起源となったキリスト教の「愛」とは、そもそも見返りを必要としない無償の愛です。
「相手からチョコを貰ったからお返しに」という考え方は「偽りの愛」とされてしまうので、キリスト教やヨーロッパ文化の考え方が強い海外の国々では、ホワイトデーは受け入れられない習慣なのです。

基本的に、キリスト教徒が多い海外の国々ではアメリカと同じバレンタインの祝い方をします。

紳士の国イギリスのバレンタイン・ホワイトデー

イギリスは、ヨーロッパの中でも「紳士の国」とされ、レディファーストという考え方が強いです。

バレンタイン

そのためヨーロッパ全土で恋人たちの日とされているバレンタインにも、イギリスでは男性が女性に奉仕したり、想いを伝える日となっています。

 

ただしもちろん恋人同士で愛情を確認する日でもあるので、女性が男性にプレゼントを用意する場合もあります。

花やお菓子などのプレゼントにメッセージカードを添えますが、イギリスならではの文化として、誰からの贈り物なのかは明示せず「From your secret admirer.(あなたの秘密の信奉者より)」として贈るというものがあります。
無償の愛を示すには、自分が何者なのか知らせる必要はないという古典的な意味を持つ、イギリスらしい風習となっています。

しかし、時に恋人以外からのプレゼントを間違って受け取ってしまう場合もあり、トラブルの元となることもあるようです。

ホワイトデーは?

イギリスもヨーロッパ圏なので基本的にホワイトデーはありませんが、近年の若者はそこまで無償の愛で尽くせるわけではないようです。

男性が女性に尽くす習慣があるイギリスのバレンタインのお返しとして、「Steak & Blowjob Day」というものが提案されています。
直訳すると「ステーキとフェ◯チオの日」となるこちらは、飴やマシュマロより欲しいプレゼントがある、という男性の率直な欲望を表現しています。

まだ一般的と言えるほどには浸透していませんが、バレンタインに男性が尽くす習慣があるヨーロッパを中心として、今後海外にも広がっていくかもしれません。

女性の憧れイタリアのバレンタイン・ホワイトデー

海外に広く知られているバレンタインデーの発祥の地がイタリアです。

バレンタイン

イタリアでは、バレンタインデーは「サン・バレンティーノ」と呼ばれます。
他のヨーロッパの国々と同じく恋人の日として知られていて、男女ともに夫婦や恋人、好きな人にプレゼントやカードで想いを伝えます。

普段から愛情表現が情熱的なイタリア人の男性は、バレンタインには特に張り切って特別なギフトやデートを用意します。
プレゼントとして人気の品は赤いバラや下着、アクセサリーなどで、チョコレートを渡す日本よりも大人っぽくロマンティックな印象です。

 

人気のホテルやレストランはこの時期は予約を取るのも大変だそうで、日本のクリスマスの祝い方に近いものがあるかもしれません。

ホワイトデーは?

バレンタインデー発祥の地でもあり、伝統的なキリスト教の考え方が根強いイタリアでは、他のヨーロッパ圏と同じようにホワイトデーの習慣はありません。

日取りの近いイタリアならではのイベントとしては、3月8日に「フェスタ・デッラ・ドンナ」という女性のためのお祭りがあり、この日には男性から女性にミモザの枝が手渡します。

幼稚園でも男児から女児へミモザを渡すイベントが行われ、イタリアの男性は幼い頃からごく日常的に女性へ感謝や愛情を伝えるように教育されるのです。

南国にもある?タイのバレンタイン・ホワイトデー

海外旅行先として人気の東南アジアの国・タイでも、バレンタインを恋人たちの日としてお祝いします。

バレンタイン

タイでは、バレンタインは男性から女性に赤いバラを贈る日として知られています。
近年はバラと共にくまのぬいぐるみを贈るのも人気で、バレンタインの前になると赤いバラのぬいぐるみのギフトセットが様々なお店の店頭に並びます。

日本のような、義理チョコならぬ「義理バラ」の習慣はないので、店頭にあるからといって気軽に好意のない人に贈ってしまうと勘違いされてしまう恐れがあります。
タイ人の知り合いがいる方や、タイへの海外出張が多い方などは注意しましょう。

アジアらしくシャイな人が多いタイですが、バレンタインの日には張り切って普段照れてしまうようなロマンティックなことをする男性も多いです。
そのためか、タイでは2月14日はプロポーズや入籍をするのに人気の日取りでもあります。

ホワイトデーは?

タイには、バレンタインのお返しをするホワイトデーのようなイベントは特にありません。

しかし、物をもらったらお返しをするという考え方は仏教の考えが根強いアジア圏共通のものなので、個々に日取りを決めず、バラと同等のギフトや告白の返事、デートに誘うなどのお返しをする女性が多いようです。

バイク大国ベトナムのホワイトデー

ベトナムも、気軽に行ける東南アジアの海外旅行先として人気ですよね。

バレンタイン

ベトナムでも、タイと同じくバレンタインは男性から好意のある女性へプレゼントを贈る日として知られています。
特にプレゼントの種類は決まっていませんが、一般的には花束を贈ることが多いようです。

日本や韓国でバレンタインにチョコレートを贈る習慣は海外に広く知られているので、ベトナムでもチョコレートをギフトとして選ぶ人もいます。

バレンタインデートをするカップルも多いですが、豪勢なディナーや海外旅行など贅沢な祝い方より、公園で座って語り合ったり、一台のバイクに座って屋台のお菓子をつまんだりと、素朴なデートをする若者が多いです。

ホワイトデーは?

ベトナムには、バレンタインのお返しをするホワイトデーの文化は特にありません。
ベトナムの男性が女性に尽くしたり贈り物をする日は、2月14日のバレンタインデー・3月8日の国際婦人デー・10月20日のベトナム女性の日の3回があります。

しかしその他の362日は、男性優位で女性が男性に尽くす日なのです。
男性優位な考え方が根強いアジア圏のベトナムでは、普段から十分女性が尽くしているので、年3回の贈り物は貰いっぱなしでも問題ないという考え方のようです。

ホワイトデーは欧米には存在しない!

「無償の愛」のキリスト教圏のヨーロッパやアメリカなどの海外では、バレンタインにお互いの愛情を伝えあうため、ホワイトデーのお返しは特にありません。

ホワイトデーの文化は、物をもらったらお返しをするというアジアならではの考え方なのです。
また、男性優位の考え方が根強いアジアでは、バレンタインのようなイベントでもないと女性から想いを伝える機会がなかなかありません。
そのことも、日本や韓国でバレンタインが「女性から男性へ想いを伝える日」という意味を持った理由と考えられています。

「恋人の日」という同じ意味を持つバレンタインも、国や文化が違う海外では祝い方が変わってくるのが面白いですね。
日本では当然のバレンタインの祝い方も、海外の人には異様に見えてしまうこともあります。
海外に友人や恋人がいる方は、相手の文化を知ることでより仲良くなることができるでしょう。