革靴の臭いの原因と予防法・洗い方!取れない臭いには重曹が効果的

革靴

革靴の臭いの原因をご存知ですか?
原因を知れば、闇雲に消臭剤を使うよりも革靴の臭い対策がしやすくなります。

今回は、革靴の臭いの原因と、新品うちから行いたい臭いの予防方法をご紹介します。
取れない臭いに効果的な洗い方や、重曹を使った手入れの方法も詳しく解説していきます。

この記事の見どころ
  • 革靴の匂いの原因は?
  • 超簡単な靴の悪臭対策方法をご紹介!

革靴の臭いの原因は、汗に繁殖する雑菌

革靴のイヤな臭いの原因は、足から出る汗に繁殖する雑菌です。

足から出る汗自体はもともと無臭なのですが、それを放置することで雑菌が繁殖してしまい、悪臭を放ちます。

足から出る汗は1日にコップ1杯分とも言われていて、この中には雑菌が餌とする皮脂や垢がたくさん含まれています。

加えて雑菌は暖かい湿った場所を好むので、蒸れやすく湿気がこもりやすい革靴の中は絶好の繁殖環境なのです。
革靴に臭いが染み付いてしまうと、靴下や足自体までが臭くなってしまい、普通に洗っただけでは臭いが取れない場合も。

新品の革靴に事前に対策するなど、臭いがひどくなる前に手入れをして、革靴に臭いがついてしまうのを防ぎましょう。

新品の靴にやっておきたい、革靴の臭いを予防する方法

新品の靴を買ったらまずやっておきたい、取れない臭いを予防する方法を5つご紹介します。
簡単な手入れで臭いを予防することができるので、新品のうちから対策しておいて取れない臭いを防ぎましょう。

連続着用を避ける

連続着用を避けることは、最も効果的な革靴の臭いの予防方法です。

一日履いて歩いた革靴は、中が汗で蒸れて湿っていますよね。
革靴の臭いを予防するためには、一回履いたら次の日は違う革靴に代え、蒸れた靴は風通しのいい場所に干しておきましょう。

雑菌は乾燥した場所を嫌うので、干しておくことで臭いの原因である雑菌の繁殖を止めることができます。
新品の革靴を買うときは2足セットで買い、毎日交互に着用するようにするといいでしょう。

連続着用を避けることで、取れない臭いを予防するだけではなく、革の傷みも軽減できて革靴が長持ちします。

特に汗をたくさんかいてしまった日や、雨などで濡れてしまった日はドライヤーを使って乾かすのもおすすめです。

手入れの手間はかかりますが、ドライヤーで乾かすと革靴の内部が効率的に乾き、臭い成分を飛ばすこともできます。
ただし、ドライヤーの熱は革を傷めてしまう可能性もあるので、あまりドライヤーを革靴に近づけず、表面が熱くならない程度の距離で乾かしましょう。

素材によっては、ドライヤーの冷風モードを使うのもおすすめです。

消臭剤を使う

革靴の臭い対策といったら、まず消臭剤が思い浮かぶ人も多いでしょう。
毎日帰宅したら消臭剤を使い、こまめに靴の臭いを消しておくことで、取れない臭いが染み付くのを防ぐことができます。

新品の靴を買ったら、取れない臭いがついてしまう前にこまめに手入れをしましょう。
ただし、消臭剤ならなんでも効果があるというわけではありません。

先にご紹介したように、革靴の取れない臭いの原因は汗に繁殖した雑菌です。

そのため、きちんと殺菌効果がある消臭剤を選ばないと、革靴の臭いには効果がないのです。
革靴の取れない臭いには、強い殺菌効果を謳った靴用の消臭剤がおすすめです。

靴用以外の消臭剤は革を傷めてしまう可能性があるため、必ず革に使える消臭剤を選びましょう。

木や炭のシューキーパーを使う

木や炭のシューキーパーは、靴の中の湿気を吸収してくれます。

取れない臭いの原因である雑菌を減らすには、内部の湿気を取るのが一番です。

ドライヤーを使った手入れは手間がかかるので毎日行うのは難しいですが、シューキーパーは入れておくだけの簡単な手入れで革靴の湿気を取ることができます。

もちろんシューキーパー本来の役目である、革靴の型崩れを予防する効果もあるので、シューキーパーで簡単に手入れするだけで革靴が長持ちします。
シューキーパーは靴屋で売っていることが多いので、新品の革靴を買うときは一緒に購入するといいでしょう。

10円玉を入れておく

もっとも手軽で手間いらずな臭いを予防するための手入れ方法は、靴の中に10円玉を入れておくことです。

実は、10円玉の素材である「銅」には殺菌効果があります。

制汗剤や消臭剤などにも、銅が使われたものがあるのはご存知の方もいるのではないでしょうか。
そのため10円玉を革靴の中に入れておくと、取れない臭いの原因である雑菌を殺菌して、臭いを予防してくれるのです。

10円玉は片足につき3枚ほど入れておき、時間が経って黒ずんできたら交換します。
革靴の中でごろごろするのが気になるという方は、中敷を敷いてその下に入れておくといいでしょう。
特に綺麗な10円玉は殺菌効果が高いと言われています。

新品の10円玉が一番ですが、クエン酸やレモン汁を溶かした水につけておくことで簡単に10円玉のサビを取ることができます。
新品の靴には新品の10円玉を入れ、臭いの原因である雑菌を殺菌しましょう。

中敷を敷いておき、臭ったら取り替える

臭いの原因となる足の汗は、ほとんどが足の裏から分泌されます。

そのため、足の裏が当たる靴底に中敷を敷いておき、汗を吸った中敷が臭ったら取り替えるようにすると、臭いを原因から断つことができるのです。

入れに手間をかけられる人は、一回履くごとに中敷を外に出し、しっかり乾燥させておくとより効果的です。

中敷はドライヤーを使えばすぐに乾くので、出張先など1足しかない革靴を履き回さないといけない時にも使える手入れ方法です。

なるべく手入れに手間をかけたくないという方は、100円ショップなどで安く買える中敷を、臭ってきたら使い捨てにしてもいいでしょう。

この方法で革靴の臭いを手入れしたい方は、新品の革靴を買う時に、中敷を入れる前提でサイズを選ぶ必要があります。

新品の靴を中敷を敷いて試着するのは難しいですが、ぴったりのものよりハーフサイズ大きめの革靴を購入すると、中敷を敷いても窮屈になりません。

どうしても取れない臭いには丸洗い

新品の頃から特に臭い対策をせず履いてきて、気付いた時には取れない臭いがついてしまっていたという方もいると思います。

お気に入りの革靴から臭いをとって履き続けるために、臭いを原因から断つ革靴の洗い方をご紹介します。
洗い方にはいくつか注意点があるので、しっかりチェックして正しい洗い方で革靴を丸洗いしましょう。

革靴を洗う前に確認しておくこと

革靴の洗い方をご紹介する前に、チェックしておくべきポイントをご紹介します。

実は革靴は、全てが自宅で洗えるというわけではないのです。
洗うことができる革靴かどうか見極めるポイントの一つ目は、革靴の素材です。

スエードやヌバックのような、表面が起毛した素材は自宅では洗えません。
絶対に無理というわけではありませんが、普通の革とは洗い方や使う洗剤が違うので、今回ご紹介する革靴の洗い方では洗うことができないのです。

た、起毛系の革は、乾かす時にドライヤーで上手に起毛させるのも非常に難しいです。
起毛系の革を使った革靴は、できればプロに頼んで洗ってもらうのがいいでしょう。

また、ヌメ革の革靴は水に弱く、濡れたところが染みになりやすいので丸洗いはおすすめしません。

エナメル素材も、表面がコーティングされていて水が浸透しないので水洗いには向いていない素材です。

洗う前にチェックするポイント2つ目は、色落ちしないかどうかです。
革の染め方によっては、今回ご紹介する洗い方では洗えない場合もあります。

革靴を丸洗いする前に水を含ませた布で目立たない場所を擦ってみて、あまりにも色落ちが酷いようなら自宅での丸洗いはあきらめましょう。

革靴を丸洗いするために必要なもの

革靴を丸洗いする時に必要なのは、以下のものです。

歯ブラシ

歯ブラシは、洗う前に靴のホコリや汚れを落とすのに使います。
靴用のブラシより細かい汚れまで落とせますし、口の中を傷つけない柔らかな素材なので革に傷が付く心配もありません。使い終わって古くなった歯ブラシで十分なので、よく乾かして使いましょう。

革靴専用洗剤

革靴用の洗剤は、「サドルソープ」と呼ばれることもあります。

革靴と同じく革素材の、乗馬のサドルを洗う時に使われるのが由来です。
革靴専用の洗剤は、ロフトや東急ハンズなどのバラエティショップ、革を扱っている手芸店、革小物を扱っている鞄屋や雑貨屋、靴屋などで販売されています。
もし手元にない場合は、ボディソープを水で5%に薄めれば代用できます。

スポンジ

スポンジは、靴を水洗いする時に使います。

革を傷つけないよう、柔らかめのスポンジを選びましょう。
食器用スポンジや掃除用スポンジは、裏が硬いヤスリになっている場合があり、革の表面に触れると傷がついてしまいます。

ヤスリのついていないスポンジを選ぶか、事前に剥がしておきましょう。
化粧用のパフでも代用することができます。

新聞紙

新聞紙は、洗い終わった後、乾燥と型崩れ防止のために革靴の中に詰めて使います。
なんども取り替えると革靴が早く乾くので、多めに準備しておくといいでしょう。

いらない布

布は、革靴の水気をとったり表面を磨くのに使います。
古くなったタオルやいらない服で十分なので、使いやすい10cm×10cmほどのハギレにして多めに用意しましょう。

ドライヤー

ドライヤーは、乾かすときに使うと早く乾きます。
陰干しだけで乾かすこともできるので、必ずしも必須ではありませんが、あると便利です。

革靴の洗い方

革靴の洗い方を、ステップごとに解説していきます。

STEP1 靴紐を外し、表面の汚れを取る

革靴を洗う時には、まず靴紐を外します。

せっかくなので、同時に靴紐も洗濯するといいでしょう。
革素材の紐は靴と一緒に洗い、布の紐なら普通の衣類と同じように洗濯できます。

靴紐を外したあと、いらない布で表面を磨き、大まかな汚れを取っていきます。
表面のワックスや古い靴墨は水洗いの邪魔になるので、このステップで丁寧に落とします。

STEP2 埃を落とす

歯ブラシを使って、細かな埃を落としていきます。
埃は靴底と革の境目や、縫い目の中にも入り込んでいるので、しっかり落としましょう。

STEP3 全体をお湯で濡らす

バケツやたらいに40度くらいのぬるま湯を入れ、中に革靴を付けて全体を濡らします。
長時間付けてしまうと革が傷んだり色落ちしてしまうので、全体が濡れたら素早く引き上げましょう。

STEP4 革靴用洗剤を付けて洗う

スポンジに洗剤を付け、洗っていきます。
臭いの手入れをするためには、外だけではなく中も念入りに洗います。
手の爪やアクセサリーなどで、革に傷がつかないよう十分気をつけましょう。

STEP5 水気を拭き取る

洗い終わったら、いらない布やキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
ここで大まかな水気を取って、次にご紹介する乾かし方のステップへ進みます。

洗った革靴の乾かし方

革靴は、洗い方だけではなく乾かし方も重要です。

洗った後の革は柔らかくなっていて型崩れしやすいので、中にシューキーパーや新聞紙を詰めて乾かします。
ドライヤーを使わず乾かす場合は、風通しのいい場所で2〜3日陰干ししておきましょう。

新聞紙はすぐに湿ってしまうので、こまめに取り替えると早く乾きやすいです。
ドライヤーを使って乾かすと、陰干しのみよりも早く乾きます。

革靴を洗い終わった後、中に新聞紙を詰めて、表面が熱くならない程度に離して風を当てます。

ドライヤーの熱で革を傷めてしまわないよう、素材によっては冷風モードで乾かしましょう。
ドライヤーではなくサーキュレーターや扇風機の風を利用するのもおすすめです。

ただし、ドライヤーだけで全ての水気を取るのは不可能です。ある程度乾いたら、少なくとも丸一日は陰干ししておきましょう。

乾ききらないうちにまた履いてしまうと新たな臭いの原因となってしまうので、必ずしっかり乾かしきるのが重要です。

丸洗いできない革靴の臭いには重曹で対策

ご紹介した洗い方では洗えない革靴の臭いの手入れには、重曹がおすすめです。
なぜ重曹が革靴の取れない臭いに効くのかや、重曹を使った取れない臭いの手入れ方法をご紹介します。

重曹が革靴の臭いに効く理由

重曹は、科学的に言うと「炭酸水素ナトリウム」という名称の白い粉です。

なぜ重曹が革靴の取れない臭いに効くのかというと、簡単に言えば中和作用が働くためです。
革靴の臭いの原因である雑菌は酸性で、重曹はアルカリ性という性質を持っています。

臭いの原因を重曹が中和して、中性の臭いがしない物質に変わることで、取れない臭いも消すことができるのです。

重曹で革靴の臭いを取る方法

重曹を使った革靴の臭い取りには、3つの方法があります。

重曹スプレー

市販の重曹スプレーや、水に重曹を溶かした重曹水を自作して、毎日革靴を履いた後にスプレーする方法。
これは日常的な手入れとして最適で、新品のうちから臭いが染み付くのを予防したい場合にも役立つ手軽な方法です。

重曹ストッキング

いらない靴下やストッキングなど、通気性のいい袋に重曹を入れ、シューキーパーのように使う方法。
重曹は直接触れなくても中和作用があるので、簡単な手入れで革靴の臭いを防止できます。
2〜3ヶ月たつと効果がなくなるので、ある程度の期間で中の重曹を入れ替えましょう。

直接重曹

全く手間をかけたくないという方には、重曹を直接革靴の中に撒く方法がおすすめです。
片足につき大さじ1程度の重曹を直接入れ、中に満遍なくいきわたるようシャカシャカと振って、その後重曹を捨てます。

短時間で手軽にほとんどの臭いを取ることができるので、面倒くさがりな方におすすめの消臭方法です。

まとめ

革靴の臭いの原因や臭いの予防方法、革靴の洗い方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

今回ご紹介した革靴の洗い方は、あくまでも基本的なものです。
革の素材や商品の特性によっては今回の洗い方では洗えない場合もあるので、特殊な商品の場合は購入店などに確認するのがおすすめです。

長く愛用したい革靴は、新品のうちから手入れをして、取れない臭いがついてしまわないよう心がけましょう。