ワンランク上の男になれる。浴衣の着付け方ガイド

ワンランク上の男になれる。浴衣の着付け方ガイド

温泉旅館や夏のお祭りで着る、浴衣。浴衣を着ると、非日常的な雰囲気が出てより一層イベントを楽しむことができます。

しかし、普段着ないものだからこそ、着付け方や似合う髪型がわからずなかなか挑戦できない方も多いはず。今回は、そんな男性のために、基本的な浴衣の着付け方や購入の際のポイント、浴衣に似合う髪型などを解説していきます。

男性の浴衣の基本の着付け方は?

まずは、基本的な男性の浴衣の着付け方について解説していきます。
温泉旅館などの簡易な浴衣はここまでしっかり着付ける必要はないですが、着付け方の基本を知っているとはだけにくく、帯も緩みにくいです。
男性の浴衣は女性より着付けが簡単なので、ぜひ自分で着られるように覚えておきましょう。

浴衣の各部分の名前

着付け方の前に、まず浴衣の各部分の名前を覚える必要があります。
文章中ではこの名称を使って説明していきます。

浴衣の各部分の名前

各部位の名前
  1. 衿(えり)
    浴衣を肩にかけると立ち上がる部分、またそのパーツを延長した部分。
  2. 共衿(ともえり)
    衿の、肌に直接当たる場所に上から共布が被せてある部分。
  3. 衿先(えりさき)
    衿のパーツが終わる部分。
  4. 衣紋(えもん)
    衿のうち、首の後ろ側に来る部分。
  5. 袖(そで)
    肩の縫い目より先の腕部分。
  6. 背縫い(せぬい)
    背中の中心に来る縫い目。
  7. 裄(ゆき)
    背縫いから袖先までの長さ。
  8. 上前(うわまえ)
    浴衣を着た時、自分の左側に来る前身頃。
  9. 下前(したまえ)
    浴衣を着た時、自分の右側に来る前身頃。
  10. 衽(おくみ)
    前身頃のもっとも内側のパーツ。
  11. 衽線(おくみせん)
    衽と前身頃を縫い合わせた縫い目。

女性用の浴衣は、脇の下部分に「身八つ口」といって手を入れられる穴が空いていますが、男性用の浴衣には身八つ口はありません。また、袖の「振り」と呼ばれる袖の身体側の端も、男性のものは縫われていて女性のものは空いているという違いがあります。男女の浴衣は仕立てから違うので、もし女性ものの浴衣で気にいるものがあったとしても、男性が着ることはできません。

着る前に準備するもの

着る前に準備するもの

男性の浴衣を着付けるのに必要なものは、以下の通りです。

男性用浴衣

後の項目を参考に、サイズの合ったものを用意しましょう。

兵児帯か角帯を用意します。兵児帯とは、柔らかい生地で絞りなどの柄が入った帯です。角帯は、硬めの生地で細い、男性用の帯です。好みで選んで構いませんが、兵児帯は子供っぽくカジュアルな印象に、角帯は大人っぽい印象になります。また、兵児帯は着物や正式な場には使えませんが、角帯は着物にも締められ、正式な場にも着けていけるという違いもあります。

腰紐

帯の下に結び、仮止めするために使います。なくても問題ありませんが、用意しておいた方が着崩れにくく、帯を結ぶときも簡単です。腰紐は着物店やネットショップで、数百円で購入できます。着付け中、かがんだりしなくても取れるように、半分折りにして椅子などの背にかけておきましょう。

下駄

なければサンダルでも大丈夫ですが、下駄があるとより粋な着こなしができます。男性用の下駄は、幅広で二枚歯のものがポピュラーです。旅館などで散策用に用意されている下駄も、ほとんどがこのタイプとなります。

下着

浴衣の下には、タンクトップやランニングシャツなど、首の開きが広く袖のない下着を着ます。袖があると肩の部分がもたついてしまいますし、首の開きが狭いと衿から下着が見えてしまうので注意しましょう。パンツは普段履いているもので構いませんが、ステテコやトランクスなど、足捌きのいいものがおすすめです。

補正用タオル

身体が細い男性は、既成の浴衣では布が余って着付けがしにくい場合もあります。旅館に備え付けられているような薄めのタオルを身体に巻いて、補正しておくと帯が安定しやすくなるため、必要な場合は用意しましょう。

小物

浴衣にはポケットがないため、荷物を持ち歩く巾着などを用意します。財布や携帯は帯に挟んだり、懐にしまっても問題ありませんが、落としてしまう恐れがあるため巾着があった方が便利です。

裾の丈を調整する

それでは、男性浴衣の着付け方を解説していきます。

  • 手順1
    浴衣を羽織る
     まずは下着の上から、肩に浴衣を羽織りましょう。
  • 手順2
    左右対称を確認する
    足を肩幅くらいに開いて姿勢良く立ち、浴衣がまっすぐ下に落ちるよう調整します。
    その後、両手で衿先を持ち、体の前で合わせて左右対称か確認します。後ろ側も、背縫いが背中の中心にきているかを確認しましょう。後ろ側も、背縫いが背中の中心にきているかを確認しましょう。
  • 手順3
    丈が合っているか確認
    男性は女性の浴衣のようにおはしょりを作らないので、この時裾がまっすぐになり、くるぶしほどの高さになっているのが大切です。

購入の際、試着にあまり時間が取れなくても、この丈が合っているかどうかだけは必ず羽織って確認しましょう。

左を上にする

  • 手順1
    前を合わせる
    裾の高さが整ったら、前を合わせます。衿先を両手で持ち、裾や背縫いがずれないようにしながら、まず右手で持った下前を左側に持ってきます。その後、左手で持った上前を下前の上に重ねます。この左右を間違えると、「左前」といって死装束の着付けになってしまうので気をつけましょう。わかりにくいという方は「右手を懐に入れやすいように着る」と覚えると覚えやすいです。
  • 手順2
    裾の部分を調整する
     裾の部分は、上前が下前よりも少し短くなるようにします。右側の裾が少し上がるように着付けると、歩きやすいです。
  • 手順3
    衿を合わせる
     衿を合わせる場所は、男性の場合、喉のくぼみの少し下くらいです。
    男性が衣紋を抜きすぎるとおかしいので、着付けた時の自然なままにしておきましょう。ただし前を合わせるときにうつむき過ぎていると、衣紋が詰まりすぎることもあります。横を向いて鏡でチェックしながら、衿の開きと衣紋が自然になるよう調節しましょう。
  • 手順4
    腰紐で留める
    衿を合わせたら、腰紐で留めていきます。浴衣が崩れないよう脇を右手で押さえながら、左手で腰紐をとりましょう。浴衣を固定したままの右手に紐の中央部分をわたし、右から左へ滑らせるように紐で押さえます。この時紐を渡すのは、腰骨の少プレビュー (新しいウィンドウで開きます)し上くらいです。
  • 手順5
    紐を結ぶ
    紐を後ろで交差して、もう一度前に持ってきます。左右の手で紐を引っ張って、浴衣が崩れず、きつすぎない程度に調整しましょう。後ろ側の紐が少し前より高い位置になる、「後ろ上がり」気味にすると男性らしさが出ます。最後に、体の中心から左右どちらかへ少しずらした場所で紐を結びます。普通の固結びにすると紐の結び目がごろごろして身体の負担になるので、着物や浴衣の紐は専用の結び方で結びます。腰紐の結び方は、まず左右の紐を交差させ、上下に引いて交差した場所を引き締めます。そのあと、元来た方にそれぞれの紐を戻し、体に巻いた紐にからげてしまい込みましょう。
  • 手順6
    シワを整える
    その後、前にあるシワを脇の方へ流し、前を整えていきます。浴衣と紐の間に指を入れ、中央から脇へとシワを伸ばしていきましょう。後ろも同じように、脇へシワを流して整えます。痩せている方など、浴衣の布が余ってしまう場合は、体の両脇で布を折り込んで幅を調節します。
  • 手順6
    もう一度確認する
    紐で留めている間に衿や衣紋の空きが変わってしまっていることもあるので、ここでもう一度確認します。
    合わせを深くしたり、衣紋を調節する場合はこのタイミングで行いましょう。後ろ側も、前と同じように浴衣と紐の間に手を入れ、シワを脇に流していきます。布がたくさん余って脇にシワが多くなる場合は、後ろ側から前に布を折り込むようにしてシワを隠します。
  • 手順7
    完成
    綺麗に整ったら、紐の上から帯を結んで完成です。
    帯の選び方や結び方は、後の項目で解説します。

男性の浴衣の選び方は?

男性の浴衣は着付けでサイズを調節できないので、サイズ選びが肝心です。
浴衣を購入する時、また温泉旅館などでサイズを選択する時の、選び方を解説していきます。

身長マイナス26.5cmの浴衣を選ぶ

浴衣のサイズ適応身長桁(cm)袖丈(cm)身丈(cm)
S155~165cm約68約48約13
M165~170cm約70約49約140
L170~175cm約72約49約145
LL175~180cm約72約49約150
3L185cm以上約73約50約152

浴衣は、基本的に身長の高さと浴衣の身丈の長さを基準に選びます。浴衣の身丈は、男性の場合「身長マイナス26.5cm」と覚えておきましょう。ただし、既製品の浴衣は、自分の体型にぴったり合わせるのは難しいです。

先に解説したように、男性の浴衣の着付けではおはしょりを作らないので、着付けで丈を短くすることはできません。
丈が長すぎると裾が足に絡まって歩きづらく、衿も詰まって子供っぽい印象になってしまいます。

そのため、「身長マイナス26.5cm」ぴったりの浴衣がない場合は、長い浴衣よりは短い浴衣を選ぶのがおすすめです。
身長マイナス30cmくらいまでなら、寸足らずには見えません。手首やくるぶしが見える短めの着付けの方が、熱気が篭る夏場や温泉地では涼しげに見えます。実際に試着できない通販などでは、浴衣のサイズはまず身丈をチェックして選びましょう。

必ず試着をする

必ず試着をする

浴衣は、丈さえ合っていれば、横幅はある程度フレキシブルに着付けられます。しかしサイズが体型に合っているほど着付けが簡単で崩れにくく、着ている間も快適に過ごせます。そのため浴衣を購入する時は、必ず試着をしてから購入しましょう。特に既製品の浴衣は、多くの人が着られるように横幅が大きめになっている場合が多いです。

細身の方は、特にサイズに注意した方がいいでしょう。前を合わせてみて、布が余ったりシワができたりしないのが正しいサイズの目安です。通販で購入する場合は、自宅で試着したあと返品が可能なサイトを利用したり、口コミを参考にするのがおすすめです。表記サイズと実際の商品には差がある場合もあるので、浴衣を着る当日だけではなく、事前に一度着付けを試しておきましょう。浴衣を着る日までに日にちに余裕があれば、丈や身幅はお直しに出すこともできます。

手入れしやすい綿素材がおすすめ

手入れしやすい綿素材がおすすめ

浴衣の素材は、綿・麻・綿麻混紡のものがほとんどです。稀にポリエステルなど化繊素材のものもありますが、化繊は汗を逃しにくく蒸れやすいためおすすめできません。麻や、綿麻混紡の素材は涼しげで夏らしいですが、シワになりやすいという欠点があります。

そのため浴衣初心者が選ぶなら、手入れのしやすい綿素材がおすすめです。綿素材なら汗をたくさんかいても自宅で洗濯することができ、乾燥も早いです。アイロンがけも簡単なので、あまり家事に自信がない男性も容易に管理できます。

綿素材の中でも、平織り、しじら織、綿絽など、織り方によって様々な生地の風合いと個性があります。
浴衣の生地は、綿素材というのを軸にして、風合いなどは実際に手にとって好みのものを選んでみましょう。

レトロ柄で大人っぽく着こなす

レトロ柄で大人っぽく着こなす

サイズと素材が決まったら、楽しみなのが柄選びです。男性の浴衣は黒・紺・ベージュ・グレーなど落ち着いた色が多く、柄も女性ものの浴衣のように華やかな柄は少ないです。男性の浴衣の柄は、ほとんど細かな染めやプリント柄か、織地の色や凹凸を生かした織り柄となっています。

無地は凛とした雰囲気に

無地や細かな織り柄の浴衣は、かなりシンプルで凛とした印象になります。帯の柄で遊んだり、粋な着こなしにはぴったりですが、せっかくの浴衣なら柄を楽しみたいという初心者の方には物足りないかもしれません。また、コーディネートによっては地味になりすぎたり、大人っぽすぎて老けて見えてしまう可能性もあります。

大人っぽく浴衣を楽しむなら

男性が大人っぽく浴衣を着こなすなら、伝統的なレトロ柄がおすすめです。刺子縞や縦縞といったシンプルな柄なら、洋服のストライプ柄と同じような感覚で気軽に着られます。また、格子柄・麻の葉・沙綾形といった伝統柄は、華美になりすぎず、かつ浴衣らしいレトロな雰囲気で飽きが来ず長く着られます。

レトロ柄は、細かな柄になるほど落ち着いて大人っぽく、大柄になるほど派手で若々しいイメージになります。
また、色のコントラストは、淡ければ穏やかで清楚なイメージに、はっきりした色使いは凛としたシャープなイメージになります。

柄物は女性受け悪い?

中には、龍や虎といった大柄の派手な浴衣もありますが、こちらはヤンチャに見えがちであまり大人の男性にはおすすめできません。イベントで思い切り目立ちたい若い男性には良い柄ですが、あまり長く着られる柄ではないと思った方がいいでしょう。

ただし浴衣をはじめとした和服は、必ずしも本人のイメージと似合う色柄が合致しないのが面白いところです。普段の洋服では選ばないような、意外な色や柄がしっくりくるということもあります。先入観を無くして、様々な色や柄の浴衣を試着してみると、自分に似合う和服の傾向が見えてくるでしょう。

男性用浴衣の帯の結び方と選び方

浴衣が決まったら、次は帯とのコーディネートが大切です。
男性の浴衣帯の結び方と選び方をご紹介していきます。

男性には貝の口がおすすめ

女性の浴衣は胸下やウエストのあたりで帯を結びますが、男性の浴衣で帯を結ぶ位置は腰骨の少し上です。後ろ側は前よりも少し高めに、後ろ上がりに結ぶと男性らしさが出て、腰の位置が高くなるのでスタイルもよく見えます。

帯には様々な結び方がありますが、どんな浴衣にも似合いやすく、男性らしいキリッとした印象になるのが「貝の口」です。貝の口の結び方を、以下で解説していきます。

結び方の手順

  • 手順1
    縦半分に折る
     貝の口は、帯を巻き始める前に最初の30cmほどを縦半分に折り、「手」として残します。残した手の部分を左手で持ち、身体の中央から帯を巻きつけていきます。帯がよれたり裏返らないよう、手で支えながら巻きつけていきましょう。体型や帯の長さにもよりますが、帯は3周ほど身体に巻きます。
  • 手順2
    たれは40cmほど
     帯を身体に巻いた残りの部分を「たれ」といいます。貝の口の場合、たれは40cmほどあれば良いです。長すぎる場合には、帯の先を内側に折り込むようにして長さを調節します。
  • 手順3
    手とたれを結ぶ
     ここから手とたれを結んで、貝の口の結び目を作っていきます。貝の口の結び方は意外と単純で、簡単にいうと2回片結びをするだけです。まず、たれを手の上から被せ、下から上に折り上げるように一度結びます。そのあとたれを上に、手を下に引っ張り、帯をよく引き締めます。そこからたれを下に降ろし、くの字に折り上げるようにします。たれを折った隙間に手を通し、結び目を整えて完成です。 

たれと手が長過ぎたり、長さのバランスが悪いと、最後に綺麗な結び目になりません。
初心者は何度か練習して、ちょうどいい長さを覚えておくとスムーズに着付けができます。

できた結び目は、浴衣で外出する場合には後ろ側へ回します。背中の真ん中ではなく、左右どちらかに少しずらすと粋でお洒落です。温泉旅館などで、部屋着にする場合は結び目は前でも構いません。こちらの場合も、左右どちらかにずらすと見た目も良く、動きやすくなります。

浴衣と同色で無地のものを選ぶ

浴衣と同色で無地のものを選ぶ

男性の浴衣帯は、浴衣と同系色で無地のものを選べば失敗しません。柄が入った帯もありますが、コーディネートが難しいので上級者向けといえます。柄が入ったものを選ぶときも、華美なものではなく、縦縞などシンプルな柄から始めるといいでしょう。

人目をひくコーディネートを楽しみたい方は、黒い浴衣に白系の帯など、あえてコントラストをつけるのも粋です。
この場合は、浴衣の柄に入っている色の帯を選ぶと失敗しにくいでしょう。あるいは、下駄の鼻緒と帯の色を揃えるなど、全身で色のバランスを取るとコーディネートがまとまりやすくなります。

初心者は角帯がおすすめ

初心者は角帯がおすすめ

先にも解説しましたが、男性の浴衣には兵児帯か角帯を使います。兵児帯は生地が柔らかく伸縮性があるため、着ていて疲れません。また、蝶々結びなどで簡単に結べるので、着付けも簡単です。ただし、兵児帯はかなりカジュアルな印象になり、子供っぽく見えてしまう場合もあります。大人の男性が兵児帯を使うと、なんとなくアンバランスで、部屋着に見えてしまいかねません。そのため、まずは浴衣を着こなしたい初心者の男性は、角帯を使うのをおすすめします。角帯はシンプルでキリッとした印象なので、大人の男性が着けても浮きません。兵児帯は、ある程度浴衣の着こなしに慣れてから、ポイントとして取り入れましょう。

温泉・旅行のときの男性用浴衣の着付け方は?

温泉旅館では、浴衣を部屋着として着たり、浴衣で散策に出かけたりします。
温泉へは友達や恋人と行くことが多いですから、着崩れてしまうとみっともなくて恥ずかしいですよね。
こちらの項目では、温泉旅館で使える着崩れにくいテクニックをご紹介します。

体型補正にタオルを挟む

体型補正にタオルを挟む

温泉旅館の浴衣は、基本的にレンタルなので、万人が着られるように大きめの作りになっています。特に細身の男性は、浴衣の布が余って温泉旅館の浴衣をうまく着こなせないという方も多いのではないでしょうか。そんな時は、タオルや手ぬぐいで体型補正をするのがおすすめです。下着を着た上から、胴の部分にタオルを巻きつけ、安全ピンやクリップで止めておきましょう。

分厚いバスタオルよりも、温泉旅館で貰えるような薄いタオルや手ぬぐいがおすすめです。温泉旅館に行く時は、余分にタオルを持って行っておくと浴衣の補正に役立つかもしれません。

ランニングシャツで汗対策を

ランニングシャツで汗対策を

温泉旅館で、部屋着や寝間着として浴衣を着る時は、素肌の上から着てしまうという男性も多いと思います。
冷房の効いた旅館の部屋から出ない場合は、それでも問題ないでしょう。しかし、温泉街の散策に出かける時は、ランニングシャツを下に着て汗対策をするのがおすすめです。浴衣は通気性がいいので気づきませんが、帯を結んだ腰回りなどは意外にたくさん汗をかくものです。

替えの浴衣を用意してくれる旅館は少ないですから、浴衣に直接汗をかいてしまうと、汗を吸い取った浴衣で寝なければいけなくなります。温泉旅行で浴衣で散策する予定があるなら、ランニングシャツなど浴衣用の下着を用意しておいたほうがいいでしょう。また、下着を着ておけば、万が一着崩れた時にも素肌が見えず、恥ずかしい思いをすることがありません。

二重に結んで着崩れ防止

二重に結んで着崩れ防止

温泉旅館では、部屋に用意されているのは浴衣と帯のみという場合が多いです。これだけでも男性の浴衣は着付けられますが、帯の下に腰紐で仮止めをしておくと着崩れが防止できます。旅館に腰紐の用意があることはほぼありませんから、しっかり着崩れを防止したい方は浴衣用の腰紐を持参しましょう。

男性用浴衣はどこで買える?

それでは、男性用の浴衣はどこで購入できるのでしょうか。
おすすめの購入方法や、価格の目安をご紹介します。

種類が豊富な通販サイトを利用する

種類が豊富な通販サイトを利用する

楽天市場・Amazon・ZOZOTOWNといった通販サイトは、夏になると浴衣の品揃えが豊富になります。
多くの品揃えの中から自分好みの浴衣を選ぶことができ、価格も一目で比較できるのが通販サイトの魅力です。

通販サイトは、商品の品質も価格の幅も様々です。3,000円以下の手頃な浴衣から、数十万円のブランド浴衣まで通販で購入することができます。また、通販なら季節を問わず浴衣しているサイトもあるので、夏以外の時期に浴衣を購入したい場合にも対応できます。店舗を訪れる必要もないので、出かける時間がない方や店員さんと接するのが苦手な方も通販での購入がおすすめです。

ただし通販サイトのデメリットとして、商品を実際に見て選べないという点があります。写真うつりは良くても実際の品質は悪かった、色味や柄がイメージと違ったなどの問題が、通販では起こる可能性があります。また、事前に試着もできないので、通販を利用する際はサイズ表記をしっかり確認する必要があります。表記サイズと実際のサイズが違う場合もあるので、できれば自宅で試着後も返品が可能な通販サイトを選びましょう。

また、実店舗があるブランドの浴衣を通販で購入するなら、イメージのギャップをなくすために色や柄だけでも実際の商品を確認するのがおすすめです。

ブランド・品質重視なら百貨店

ブランド・品質重視なら百貨店

毎年夏になると、百貨店にも浴衣の特設コーナーが設けられます。特設の催事コーナーでは、普段は取り扱いのないブランドの浴衣も手に入るので、選択肢が豊富です。百貨店の浴衣は、高品質でブランド物の取り扱いが多いのが魅力です。
浴衣の印象を決めるのはほぼ生地なので、百貨店で扱われるような高品質の浴衣は、安物の浴衣とは佇まいが異なります。

また、ブランド浴衣は個性的なデザインのものも多く、人と被りたくない男性や、他にはない柄にこだわりたい男性にも百貨店での購入がおすすめです。百貨店の浴衣コーナーでは、通販とは異なり試着をしながらしっかりと知識のある店員さんのアドバイスを受けられます。

また、「誂え」といって自分のサイズにぴったり合った浴衣をオーダーメイドすることも可能です。サイズ選びに自信がない方や、自分に合った浴衣をオーダーしたい場合も、百貨店を訪れて見ましょう。

ただし、百貨店の浴衣は、高品質な分価格も高いです。最も安い価格帯でも、浴衣と帯で2万円〜の予算は用意しておいたほうがいいでしょう。ブランド物や誂えの場合は、5万円〜が相場となります。

お手頃価格でゲットしやすいイオン

お手頃価格でゲットしやすいイオン

イオンなどのスーパーも、夏になるとオリジナル浴衣を販売しています。スーパーの浴衣は、価格が安く購入しやすいのが魅力です。浴衣・帯・下駄・小物などを揃えても、だいたい1万円以下で済むでしょう。商品を実際に手にとって見られ、試着もできるので、通販のように写真と実物のギャップが大きいということもありません。繁華街まで出向く必要がある百貨店や、届くまで時間がかかる通販よりも購入に時間がかからないので、すぐに浴衣が必要な方にもおすすめです。

ただし、スーパーの品揃えは、特設コーナーであっても通販や百貨店より少ないです。また、デザインや品質も値段なりということが多く、こだわりが強い方は気に入ったものが見つからない可能性もあります。また、スーパーは夏以外の期間は浴衣をほぼ取り扱っていません。夏の終わり頃になると、売り切れたら再入荷されないので、品揃えがさらに少なくなっている場合もあります。

浴衣に似合う髪型は?

最後は、浴衣に似合う髪型です。
女性は浴衣を着る時はいつもと違う髪型にセットしますが、基本的に男性は洋服を着る時と同じ髪型で問題ありません。
ただし普段の髪型が長髪の方は、うなじの部分に髪が当たらないように束ねたほうがいいでしょう。
また、浴衣を日本人らしく着こなすには、髪色は明るめよりも暗めの方が似合いやすいです。
浴衣に明るい髪色を合わせると、洋服を着ている時より髪色が強調され、ヤンチャに見えやすいので注意しましょう。

夏にぴったりベリーショート

https://www.instagram.com/p/Br7-ifcgui2/

出典:Instagram

ベリーショートの髪型は、涼しげで浴衣にぴったりです。爽やかな黒髪のベリーショートなら、浴衣を着ると男性的でキリッとした感じが強調され、とても粋な印象になります。ベリーショートの髪型は髭との相性もいいので、ワイルドに浴衣を着こなしたい方にもおすすめの髪型です。

無造作ヘアでカジュアルに決める

無造作ヘアでカジュアルに決める

男性の浴衣はきっちりとした印象になりがちなので、あえて髪型は無造作ヘアにしてバランスを取るのもおしゃれです。
パーマをかけた髪や長めの髪を、ワックスで無造作な髪型に整えると、気負いすぎていないラフでカジュアルな感じを演出できるでしょう。ただしラフな髪型で、浴衣も着崩れてしまうとだらしない印象になってしまうので、浴衣の着こなしに自信がある男性におすすめです。

清潔感を演出できるストレートヘア

清潔感を演出できるストレートヘア

清潔感溢れる髪型のストレートヘアは、凛とした浴衣にとても似合う髪型です。ストレートの髪型にはあまり動きや毛束感を出さず、ジェルなどで髪全体に艶を出すのがおすすめです。前髪を下ろすと幼く可愛い印象、横分けにすると大人っぽくて格好いい印象の髪型になります。普段は前髪のセット方法が決まっている方も、浴衣を着る日は髪型を変えてみると、ガラッと印象を変えることができます。浴衣を着て、いつもと違う自分を見せたい男性におすすめです。

浴衣にも合う!ツーブロック

出典:Instagram

既に定番になっているツーブロックは、浴衣との相性もいい髪型です。うなじの上を刈り上げた髪型なので、首元がすっきりとして首が長く見えます。浴衣をモード系に着こなしたい方にも、髪型はツーブロックがおすすめです。前髪を下ろすとモード感が強く、上げると爽やかなイメージになるので、なりたいイメージや浴衣の柄に合わせてスタイリングを変えてみましょう。

浴衣をカッコよく着こなそう

浴衣をカッコよく着こなそう

浴衣は日常的に着るものではないからこそ、人の着こなしが気になってしまうもの。
浴衣をカッコよく着こなせれば、温泉旅館やお祭りで周りに差をつけられます。
購入するときに正しいサイズ選びができていれば、男性の浴衣の着付けは意外と簡単です。
今回の記事を参考に、ぜひ浴衣の基本的な着こなし方を覚えてみてください。