ワキガの原因とは?対策・改善方法まとめ

ワキガは人から感染する、汗染みが黄ばんだらワキガ、脇汗が多いとワキガなど、ワキガについて様々な誤った情報が広まっています。
ワキガは、遺伝などで生まれ持った体質であり、生活習慣の見直しや病院での治療で改善が可能です。
 
今回は、ワキガの根本的な原因や改善する方法についてご紹介します。

この記事の見どころ

  • ワキガはうつる?原因まとめ
  • ワキガ対策におすすめのグッズ紹介
  • ワキガの治療法を解説

ワキガの原因は感染?それとも遺伝する?

ワキガは感染はしない

ワキガは病気ではなく体質のため、風邪やインフルエンザのようにワキガの人の側にいるだけで感染したりはしません。

アポクリン腺の活動が活発なことが原因のワキガは、親からの遺伝など生まれながらの体質によるものです。

臭いが移ることはある

ワキガは感染しませんがニオイ移りはあります。

例えばワキガの人の服を借りて着たり、古着で購入した服の前の持ち主がワキガだったりすると、本人がワキガ体質ではなくても汗をかいた時ワキガのニオイがしたり、ワキにニオイが移ったりします。

また、家族にワキガの人がいる場合など、ワキガの人の服と一緒に洗濯したものにもワキガのニオイは移ります。

こういった場合、ワキガのニオイは雑菌臭のため、漂白剤を使って洗うと服からワキガの匂いが取れます。

ワキガになる主な3つの原因

①遺伝による体質

ワキガは、親からの遺伝で発症することが多いです。

両親の両方がワキガの場合は8割、両親の片方がワキガの場合は5割の子供がワキガを発症すると言われています。

ただし、体質的にワキガになりやすいのと、実際にワキガ臭がするというのは違うことです。

ワキガは、アポクリン腺から出る汗を雑菌が分解するときに嫌なニオイを発するもので、アポクリン腺汗が多い体質であっても雑菌をしっかり殺菌したり、制汗剤などで汗が出るのを防いでいればひどいワキガ臭がすることはありません。

②太っている、太りやすい食生活

太っている人は、痩せている人よりワキガになりやすい傾向があります。

太っていると汗をかきやすく、また脇の下に隙間がないことで蒸れやすいため、汗と雑菌が反応しやすいのです。

また、ワキガの原因はアポクリン腺汗に含まれる脂質や糖質などの老廃物のため、実際には痩せていても、脂質や糖質の多い太りやすい食生活をしていると、ワキガになってしまう可能性があります。

③便秘体質

便秘体質で便が長く腸にとどまると、大腸が便の水分を老廃物と一緒に吸収し、老廃物を含んだ水分は腸から全身に周り、汗として排出されます。

そのため、便秘体質だと汗に便のニオイ物質が混ざることになり、ワキガの原因に繋がります。

便が出ない日数が長いほど、濃縮されたニオイ物質が汗に混じって排出されるため、ワキガのニオイも強くなります。

ヨーグルトなどビフィズス菌を多く含む食材や植物性油脂、食物繊維、オリゴ糖など便秘を改善する食べ物を積極的に摂り、便秘を治すことでワキガが治る可能性もあります。

服が黄色くなる?それってワキガが原因?

アポクリン腺から出る汗には、鉄分やリポフスチンなどの色素が含まれており、ワキガの人は汗をかいた後、脇の下が黄ばんでしまうことが多くあります。

ただし、汗染みが黄ばむからといって、一概にワキガだと決めることはできません。

エクリン腺から出る汗にも色がついている「色汗症」という症状や、制汗剤などの成分が溶け出したことによる黄ばみの可能性もあるからです。

ワキガの汗染みの特徴とは?

それらの汗の黄ばみかワキガの黄ばみかを診断するためには、染みの特徴を見極める必要があります。

エクリン腺汗の黄ばみは、輪郭がなく全体的に黄ばむことが多いです。

アポクリン腺汗の、ワキガの原因となる黄ばみは輪郭がはっきりとして、脇の下のみが黄ばんでいる状態となります。

この脇の下の黄ばみがある場合には、まず間違いなくワキガだと言えるでしょう。

不安な方は簡単ワキガ度チェック!

ワキガの度合いをセルフチェックするには、ガーゼやティッシュ、サランラップなどをワキに挟み、自分でかいでみる方法がオススメです。

診断方法としては、ニオイのうつりやすい柔らかい布や紙を数秒ワキに挟み、嗅いでみるだけというシンプルな方法です。

軽度のワキガとは?

ワキのニオイが移ったガーゼに、鼻を近づけて嗅いでようやくニオイが感じられるという場合には、ワキガだったとしても軽度なものと言えます。

市販の制汗剤やワキガ対策クリームなど、簡単なケアで改善できるでしょう。

中度のワキガとは?

鼻を近づけなくても臭う場合には、中度のワキガです。

ワキガ対策クリームなどの他にサプリメントや消臭効果のあるボディーソープで、体質から変えていくのがオススメです。

重度のワキガとは?

さらに、ガーゼを持っているだけでもニオイがするという場合には、かなり重度のワキガです。

ワキガ対策グッズのみでの改善には限度があるため、病院を受診するなど病院治療も視野に入れたほうがいいでしょう。

ワキガの原因を防ぐ予防対策とは?

こまめに汗を拭く

アポクリン腺から汗をかいてしまうのは仕方のないことですが、実は分泌された直後のアポクリン腺汗にはニオイはなく、アポクリン腺汗に含まれる成分を雑菌が分解する過程で、独特の不快なニオイがするようになるのです。

そのため、汗をかいてもすぐに拭い、雑菌を繁殖させないようにすればワキガは防ぐことができます。

ワキガが気になる方はタオルを持ち歩き、夏場はトイレに入った際などにこまめに拭う習慣をつけるといいでしょう。

肉を控え、野菜中心の食生活にする

食生活を変えることでも、ワキガの対策をすることができます。

肉類や油物を好んで食べていると、汗の中のタンパク質や脂質、糖質といった雑菌の餌となる成分が増え、体臭が強くなります。

ワキガが気になる方は動物性の食品や脂質を抑え、野菜中心のヘルシーな食生活に変えることで、ダイエットや健康と共にワキガの対策をすることができるのです。

ストレスをなくす

ストレスも、ワキガの原因となります。

精神的に緊張したり、緊迫した状況に置かれた時に冷や汗をかいたという経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

慢性的にストレスに晒されていると、常に精神が緊張状態にあり汗をかく量も増えてしまいます。

治療は高い!ワキガに効果のある市販の商品

ミョウバン配合の医薬部外品 薬用デオラボクリーム

商品名:薬用デオラボクリーム
ブランド名:デオラボ
価格:3,790円
内容量:40g
有効成分:ミョウバン、緑茶エキス、サリチル酸ナトリウム、ハッカ油、チャエキス(1)、サクラ葉抽出液

臭い対策に効果が高いミョウバンを配合したクリームです。
有効成分が多数配合され、医薬部外品のため確かな効果が期待できます。
ハッカ油が配合されているため塗った時に清涼感があり、夏場にオススメの商品です。

1975年の発売以来の人気商品 ラヴィリンデオドラントクリーム

商品名:デオドラントクリーム
ブランド名:ラヴィリン
価格:5,200円
内容量:12.5g
有効成分:イソプロピルメチルフェノール

1975年に発売されて以来世界中で愛用され続けている、市販のワキガ対策グッズの代表とも言える商品です。
イスラエルの会社が開発・販売しているワキガ対策クリームで、外国人の強い体臭も強力に消臭します。
本国イスラエルでは、優良商品として表彰も受けている信頼度の高い商品です。

購入しやすい価格で効果大 特製エキシュウクリーム

商品名:特製エキシュウクリーム
ブランド名:東京甲子社
価格:1,800円
内容量:30g
有効成分:塩酸アリキルジアミノ、エチルグリシン液

ほんの少量でワキガの嫌なニオイを消臭できると評判のワキガ対策クリームです。
定価1,800円と手頃な価格で購入しやすく、少量で効果があるため大変コスパのいい商品として人気があります。
目立った宣伝はしていませんが、隠れた実力派のワキガ対策グッズと言えるでしょう。

脇を保湿してワキガ予防 ラポマイン

商品名:ラポマイン
ブランド名:ラポマイン
価格:8,560円
内容量:24g
有効成分:パラフェノールスルホン酸亜鉛、イソプロピルメチルフェノール

毛穴や汗腺を塞いで汗をかかないようにするのではなく、肌に潤いを与えて皮脂の分泌を抑え、ニオイの元を断つという考え方のワキガ対策クリームです。
市販のワキガ対策グッズとしては高額ですが、1本使い切る前に効果が現れたという口コミもあるなど、確かな効果で人気があります。

汗をかいても塗り直し可能 デオナチュレさらさらクリーム

商品名:さらさらクリーム
ブランド名:デオナチュレ
価格:1,340円
内容量:45g
有効成分:焼ミョウバン、トリクロサン

45gの大容量で、値段も1,340円と安価なため学生など若い世代にも人気のある商品です。
天然の「アルム石」に含まれるミョウバン成分が肌に膜を作り、汗の分泌を抑制します。
汗をかいて落ちてしまっても、上から塗り直すことができるため効果が長続きします。

すぐに治したい方向けのワキガ治療とは

ワキガは、病院で治療することもできます。
ワキガの治療には、大きく分けて二種類があります。

保険が適用される形成外科での手術と、注射などで行う保険適用外の美容クリニックでの治療です。

形成外科のワキガ治療

保険適用の手術では、脇の下を切り開いてワキガの原因であるアポクリン腺を切除します。

費用は約2万円ほどで、比較的安価で確実にワキガを改善できます。

しかし、脇の下を切るため傷跡が目立つ場合があることや、ダウンタイムが必要で入院する場合があることなどデメリットもあります。

美容クリニックのワキガ治療

美容クリニックでは、病院により様々な方法でワキガ治療を行なっています。

ボトックス注射で汗が出るのを半年から1年の間抑制する治療や、超音波機器を使った方法などクリニックが独自に開発・特許取得した方法もあります。

また、脇の下を切って汗腺を切除する方法であっても、クリニック独自の方法で行う場合は保険適用外となり、費用は形成外科での手術より高くなることが多いです。

しかし、切らないため痛みが少ない、治療が短時間で終わるなどのメリットも大きいため、自分に合った治療がどれなのか、まずは病院を受診して医師の判断を仰ぐのがオススメです。

ワキガの前兆に関するQ&A

ワキが臭う気がするのはワキガの前兆?

ワキが臭うからといって、ワキガとは限りません。
アポクリン腺ではなく、エクリン腺からかく通常の汗も、放置しておくと嫌なニオイがしてくる可能性があります。
また、精神的な緊張などでかく汗は脂汗とも呼ばれ、通常の汗よりベタついてニオイが発生しにくいです。
ワキガというのは、アポクリン腺からかく汗が普段から多く、強いニオイが発生することを言うので、ワキのニオイがするからといってワキガだとは限りません。
しかし、アポクリン腺汗は誰でも少量はかくもので、またどのくらいニオイがするとワキガだという明確な基準もないため、ワキの臭いが気になり始めたら誰でもワキガだとも言えます。
自分のニオイがどのような原因から発生しているのか、また対策や治療が必要なほどのワキガなのかどうかは、病院を受診して判断するのがオススメです。

脇汗が多いのはワキガの前兆?

脇の下に汗を多くかくことを、「腋窩多汗症」と言います。
ワキガの人は同時に腋窩多汗症であることも多いですが、腋窩多汗症だからといって必ずしもワキガであるとは言い切れません。
前の質問でもご紹介しましたが、ワキガはアポクリン腺汗が多いことが原因のため、脇汗が多くてもその大部分がエクリン腺汗である場合はワキガとは言えないのです。
ワキガと腋窩多汗症はそれぞれ独立したもので、違う症状だと覚えておきましょう。

汗染みが黄ばむのはワキガの前兆?

ワキガの人は、脇の下が黄ばむことが多いです。
しかし、脇の下が黄ばむからといってワキガだと決めつけることはできません。
色汗症といって、ワキガではなくても汗に色がついている体質の人もいます。
また、制汗剤などと汗の成分が混じり合ったことで汗染みが黄ばむこともあるのです。
ワキガの人は汗染みが黄ばむという情報は広まっていますが、あくまで黄ばみワキガかどうか判断するための目安程度と思っておくのがいいでしょう。

男性はワキガになりやすい?

ワキガは、男性に多い症状だと言われています。
確かに、男性ホルモンの分泌が多いと体臭が強くなりやすく、男性の方がワキガを気にする方は多いかもしれません。
男性は脇毛が濃いことも多く、アポクリン汗腺は毛穴に存在するので、自然と汗腺の数も多くなりやすいのです。
しかし、遺伝的にワキガ体質になりやすいかどうかは、男性も女性も変わりありません。
ただし、男性は女性と違って脇毛を処理する習慣がなかったり、ニオイのケアについても無頓着なことが多いためワキガが酷くなるまで放置しがちです。
「男性はくさい」という偏見を無くすためにも、普段からニオイのケアを徹底し、ワキガを悪化させないようにしましょう。

まとめ

ワキガは体質ですので感染はせず、生活習慣の見直しで改善することも可能です。

また、ワキガの特徴と言われている性質を持っているからといって、必ずしもワキガだとは限りません。

ワキガは判断基準が曖昧なため、人からの指摘や思い込みで自分はワキガだと考え、傷ついてしまう人も多いです。

ワキガは対策グッズや病院での治療で改善が可能です。
もし、自分がワキガだと思ったらまず病院を受診したり、市販のグッズで対策をしてみましょう。