ベルトは、様々なブランドから販売されていて、デザインも多様なので購入するとき迷ってしまいますよね。
今回は、基本的なベルトの選び方と、おすすめのブランドや商品をご紹介します。
デザインだけではなく、革の質やコスパにも注目したおすすめ商品を10種選んだので、ぜひベルトを買う際に参考にしてみてください。
目次
毎日使うベルトにこだわりたい理由
ベルトは、さりげないように見えて意外と目立つ小物です。
明らかに安っぽい合皮や、毎日使い続けてボロボロになったベルトは悪目立ちしてしまいます。
革質は悪くなくても、使い続けているうちにベルト調節穴が伸びてだらしない印象になってしまうことも。また、靴やスーツの色とベルトが合っていないと、コーディネート全体がちぐはぐになってしまいます。
特別高価なものを使う必要はありませんが、社会人なら革製のしっかりしたベルトを数種類は持っておくといいでしょう。
メンズベルトの種類・特徴
ベルトの種類は、大きく分けて4種類です。
それぞれのベルトの特徴や使うシチュエーションについて解説していきます。
ベルトの王道プレーンベルト
出典:Amazon
王道のプレーンベルトは「ドレスベルト」とも呼ばれます。
ベルト調節穴が一連で、主に革製のものをプレーンベルトと呼びますが、その定義は曖昧です。
革製といってもカーフレザーやコードバンなどフォーマル向きのものから、スエードやヌバックなどカジュアルな場面でも使えるものまで幅広くあります。主にビジネスシーンでスーツに合わせますが、スーツだけではなく、コーディネートによってはカジュアルな私服でも使えます。
汎用性が高くコスパのいいベルトなので、大人の男性なら一つは持っておくべきでしょう。
カジュアルな2つ穴ベルト
出典:Amazon
ベルト調節穴が二つ並んだダブルピンバックルのベルトのことを、「ダブルピンベルト」「ギャルソンベルト」等と呼びます。
プレーンベルトと同じく革製のことが多いですが、こちらはかなりカジュアルな印象となるため一般的にスーツには合わせません。
涼やかなメッシュベルト
出典:Amazon
メッシュベルトは、素材は革に限らず、綿や麻素材のものもあり、細い素材を編み合わせて作られているベルトの総称です。ベルト調節穴は空いておらず、編んだ隙間からピンを出して止めるようになっているためサイズ調節が簡単なのが特徴です。
涼しげでカジュアルな印象ですが、素材やデザインによってはスーツと合わせることもできます。
大人メンズ向けリングベルト
出典:Amazon
リングベルトとは、ダブルリングタイプのバックルで留めるベルトの総称です。革製のものもありますが、布製のものが主流となっています。
メッシュベルトと同じくベルト調節穴がなく、折り返してリングバックルで留める形となります。ベルト穴がないので、体型が変わってもサイズ調節が簡単です。
ビジネス向けのメンズベルトを選ぶ時のポイント
メンズファッションは、レディースに比べて制約が多く、TPOに配慮してアイテムを選ぶ必要があります。
ビジネス向け・プライベート向けそれぞれのシーンでのベルトの選び方を解説していきます。
靴の色とベルトの色と合わせないとダサい
- 靴の色と異なる色はNG
- 黒・茶色を持っていれば安心
- リバーシブルのベルトが便利
靴の色と合わせるのは、最も基本的なベルトの選び方です。
靴が黒ならベルトも黒、靴が茶色ならベルトも茶色、という風に合わせていれば、基本的には失敗しません。ただし、黒に関しては革の色にアイテムごとの大きな差異はありませんが、茶色やネイビー、カーキなどは商品により革の色合いが様々です。
似た色彩で微妙に違う色の靴とベルトを合わせてしまうと、かえってちぐはぐになってしまうこともあります。
靴に合わせたベルトを購入するときは、できれば合わせたい靴を履いた状態で、似た色のベルトを選ぶようにしましょう。
手持ちのスーツの色と合わせる
- ビジネスでは黒のベルトが無難
- 茶色のベルトはカジュアルな雰囲気に
- 茶色のベルトにはグレーやネイビーのスーツが相性良い
基本的に、ベルトの色は黒の方が他の色よりフォーマルな印象になります。そのため、改まった場や目上の人と会うような場合は黒のベルトを選んでおくのが無難でしょう。
黒のベルトは、スーツの色を選ばずどんな色とも合わせることができます。茶色のベルトは、黒よりもややカジュアルな印象になります。
また、茶色いベルトの中でも、ダークブラウンよりライトブラウンの方がより軽く若々しい印象となります。
特別堅い職場でなければ茶色のベルトが浮いてしまうということはありませんが、ややカジュアルで軽い印象になるということは頭に置いておきましょう。
茶色のベルトは、ダークスーツよりもグレーやネイビーなど明るめの色のスーツによく合います。
ジャケットとスラックスの色を変えるジャケパンスタイルとも相性がいいです。
ネイビー、カーキ、白などその他の色のベルトは、一般的な職場では避けたほうがいいでしょう。
ただし、アパレルやカジュアルな服装での勤務が認められている職場なら、コーディネートのポイントになってお洒落に見せることもできます。
ネクタイの色と合わせる
- ネクタイに合わせる場合は、他のアイテムの色を外すこと
- イタリア流は「ネイビースーツ・茶色ネクタイ・茶色ベルト・茶色革靴」
- ベルトよりもネクタイが明るい色だとダサい。。
少し高度なテクニックですが、ネクタイとベルトの色を合わせるという方法もあります。ネクタイの柄にベルトと同じ色が入っていると、統一感が出てお洒落な印象になります。
また、寒色系のネクタイには黒いベルト、暖色系のネクタイには茶色のベルトを合わせると相性がいいです。
仕事でバックルベルトはNG?
出典:Amazon
- 目上やクライアントが見たらドン引き?
- バックルベルトはさりげなさが大事
- バックルが細めならギリギリOK
バックルが大すぎたり、バックルにデザインのポイントがあるベルトは、基本的にビジネスシーンには不向きです。
職場の雰囲気や規定、本人の個性にもよりますが、基本的には選ばない方が無難でしょう。
ビジネス用のベルトのバックルは、なるべく細身でシンプルなものを選ぶのがおすすめです。
プライベートに使うメンズベルトを選ぶ時のポイント
プライベートでは、TPOや他者の目を気にする必要はありませんので、極端に言えばベルトの選び方は自由です。
基本的には全体のコーディネートに合っていれば問題ありませんが、パンツの形からそれぞれに合うベルトを解説していきます。
ジーンズに合うベルトを選ぶ
- ジーンズは基本的に全種類のベルトと相性がいい
- 全体のコーディネートに合わせること
- 夏場は涼しい雰囲気が出るメッシュベルトがおしゃれ
ジーンズには、基本的にどんなベルトも合います。全体のコーディネートのイメージに合わせて選ぶようにしましょう。
まず、襟付きのシャツやジャケットを合わせて綺麗に着る場合には、ビジネスでも使える革のプレーンベルトがおすすめです。あまりにもフォーマル感が強いと浮いてしまう可能性もあるので、スムースレザーなどカジュアルな素材のものを選びましょう。夏場は涼しげなメッシュベルトを合わせるのもおすすめです。
チェックシャツやTシャツを合わせてアメカジ風に着るときには、バックルにポイントのあるウエスタンベルトやスタッズベルトがおすすめです。
革ブランドだけではなく、カジュアル服を扱うショップでもベルトの取り扱いがあるので、普段洋服を買うショップで購入するといいかもしれません。
チノパンに合うベルトを選ぶ
- 細いベルトは女性っぽくなる
- メッシュベルトやリングベルトがおしゃれ!
- プレーンベルトはシンプルなファッションに相性○
チノパンに合うベルトを選ぶときには、ベルトの幅に注目してみましょう。ベルトの幅は、細ければ細いほど女性的でドレッシーな印象になります。チノパンは、男性的でカジュアルなアイテムなので、細身のベルトを合わせるとちぐはぐな印象になってしまいます。
チノパンに合わせるのは、太めでカジュアルなメッシュベルトやリングベルトがおすすめです。カジュアルではなく綺麗めに着たいときには、革製のプレーンベルトを合わせるとコーディネートを格上げできます。
半パンに合うベルトを選ぶ
- 定番のメッシュベルト
- ライン入りの柄物もおしゃれ
- プレーンベルトは堅くなるので避けよう
ハーフパンツは、涼しげでカジュアルなイメージです。そんなハーフパンツのイメージに合わせ、ベルトもメッシュベルトを選びましょう。革のメッシュベルトを選べば大人っぽく、布製のメッシュベルトなら若々しく見えます。
スニーカーやキャップを合わせてスポーティーな印象にしたいなら、ライン入りのリングベルトもおすすめです。
結婚式・お葬式に選ぶベルトはどれがいい?
結婚式やお葬式の服装選びには、普段とは違うマナーがあります。
周りの人に失礼のないよう、場をわきまえたベルトを選んで出席しましょう。
結婚式のベルトはルール有り
- 友人などの親しい関係であれば、黒以外もOK
- ベルトに清潔感があることが大事
結婚式を含めフォーマルな場で使うベルトは、「黒・革製・シンプルなバックル」が基本です。
普段スーツを着るときに使っているものでも構いませんが、晴れの場なのであまり古びたものは避けましょう。
ただし、格式の高い結婚式に、スーツではなくタキシードや燕尾服で出席する場合はベルトは使いません。
格式の高い礼服の時は、ベルトではなくサスペンダーを使うのがマナーです。
お葬式のベルトは無難なものを
- お葬式はおしゃれよりもマナー重視
- 光り物のバックルベルトは避けること
お葬式で身につけるベルトも、「黒・革製・シンプルなバックル」という基本は同じです。ただしお葬式は悲しみの場なので、結婚式よりも少しルールが厳しくなります。まず、黒い革製であっても型押しなど柄があるベルトはNGです。
また、お葬式では光沢のあるものを身に付けるのはマナー違反なので、あまりに光りすぎるバックルは避けましょう。
定番のメンズベルト人気おすすめ10選
メンズのベルトは、多くのブランドから販売されています。
その中でもこれを買っておけば間違いないという人気ブランド・人気のデザインのベルトをご紹介します。
ホワイトハウスコックス ブライドルレザーベルト
出典:Amazon
- 値段:12,960円
- 種類:プレーンベルト
- シーン:ビジネス・フォーマル向け
ビジネスやフォーマルシーンなら、これを選んでおけば間違いのない定番のベルトです。通常、レザーの上下に付いているステッチが入っていないシンプルなデザインが、素材の良さを際立たせる仕上がりになっています。乗馬の鞍にも使われる丈夫な革「ブライドルレザー」が使われているため長く愛用できます。
グレンロイヤル(GRENROYAL STIRRUP BELT)
出典:Amazon
- 値段:10,255円
- 種類:プレーンベルト
- シーン:カジュアル・オフィスカジュアル向け
オール英国製のグレンロイヤルのベルトは、ゴールドのバックルが特徴的です。革製で細身のプレーンベルトなので、少しカジュアルな印象にはなりますがオフィスでも使えます。私服ジャケット・オフィスジャケットスタイルのどちらでも使えるので、コスパのいいベルトです。
コーチ(COACH)シグネチャー
出典:Amazon
- 値段:26,000円
- 種類:プレーンベルト
- シーン:ビジネス・カジュアル向け
高級革製品ブランド「コーチ」でも、ベルトなら以外にコスパよく購入できます。こちらの「シグネチャー」はリバーシブルで、コーチのロゴが入った面とシンプルな裏面をどちらも使えます。高級ブランドの革素材を使い、2種類のデザインを楽しめるコスパのいい商品です。
またフリーサイズのカット調節式という抜群の使いやすさも魅力の一つです。
ポールスミス メッシュ 編み込みレザーベルト
出典:楽天市場
- 値段:42,800円
- 種類:メッシュベルト
- シーン:カジュアル向け
ポールスミスのメッシュベルトは、革と綿素材を編み込んだ素材感が特徴的です。ポールスミスはベルトも個性的な商品が多いので、人とは違うベルトを探している方におすすめです。ベルト調節が必要ないので、体型が変わっても使えてコスパのいい商品です。
HTC(エイチティーシー)#SB
出典:楽天市場
- 値段:28,000円
- 種類:ウエスタンベルト
- シーン:カジュアル向け
特徴 HTC は、スタッズを打ち込んだ個性的なベルトを多数販売しています。インパクトがあってコーディネートのポイントになるため、一気にアメカジ風の雰囲気が出てコスパのいい商品です。こちらの#SBはスタッズの量が比較的抑えめで、初心者にも挑戦しやすいデザインとなっています。
ウィリアム(William)アンティーク調
出典:楽天市場
- 値段:14,000円
- 種類:プレーンベルト
- シーン:ビジネス・フォーマル向け
ウィリアムは、イタリアのベルト専門ブランドで、高級アパレルブランドのベルト部門OEMも手がけています。ベルト専門ブランドならではのコスパの良さが魅力で、革の質が良く長年愛用できます。
エルメス Hベルト
出典:楽天市場
- 値段:73,000円
- 種類:バックルベルト
- シーン:カジュアル・オフィスカジュアル向け
高級ベルトの代名詞とも言えるのが、高級革ブランド・エルメスのHベルトです。バックルのデザインが特徴的で、有名なデザインなので誰が見ても一目で高級品だとわかります。人気商品なので中古品も多く出回っていますが、ベルト調節のできないデザインなのでサイズには注意しましょう。
このベルトはリバーシブルなので、便利ですね!
スーツカンパニー JAPAN QUALITY
出典:Amazon
- 値段:4,800円
- 種類:プレーンベルト
- シーン:ビジネス向け
スーツ屋さんの「スーツカンパニー」が提供するシャイニーレザーベルト。本革を使い、日本製でこのコスパの良さを実現しているのが魅力のスーツカンパニーのベルトです。高級品には革の質で見劣りする部分もありますが、毎日のスーツには問題なく使えます。就活生や新入社員など、出費を抑えてコスパのいいベルトを購入したい方におすすめです。
ボッテガヴェネタ リバーシブルベルト
出典:楽天市場
- 値段:61,760円
- 種類:メッシュベルト
- シーン:カジュアル・オフィスカジュアル向け
編み込み素材ですが、ベルト調節穴のついた少しフォーマルな印象のメッシュベルトです。この編み込み革はボッテガヴェネタの定番デザインなので、コスパよく高級感を醸し出せます。
ユニクロ イタリアンレザーステッチベルト
出典:公式サイト
- 値段:2,980円
- 種類:プレーンベルト
- シーン:ビジネス向け
高コスパの代名詞とも言えるユニクロは、ベルトも非常にコスパがいいです。イタリアのAusonia社の革を使用していて3,000円を切る価格と、ブランドにこだわらない方には十分な品質とコスパの商品になっています。多くの人が使えるよう少し長めに作られていて、自分で切ってベルト調節はできないため、サイズ感に気をつけて購入しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ベルトは毎日使うものなので、意外に傷みやすいアイテムです。
毎日のコーディネートを楽しみながら傷みを防ぐためにも、数種類を持っておいてローテーションで使うのがおすすめです。
必要最低限のベルトしか持っていないという方は、今回ご紹介した商品の中から気に入る物を見つけてワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。