空気が乾燥する秋冬は、口周りの乾燥に悩まされる人は多いです。
かゆみや粉吹きが繰り返したり、唇が割れて痛い思いをしたことは誰でもあるでしょう。
今回は、口周りの乾燥に悩んでいる傾けに、原因と対策を解説します。
おすすめの対策アイテムもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
口周りの乾燥に困っていませんか?
顔の他の部分には肌トラブルはないのに、なぜか口周りだけ乾燥する…そんな悩みを抱えている人は多いです。
まずは、口周りが乾燥するとどんな症状が出てくるのかを見ていきましょう。
口周りに粉吹きが
口周りが乾燥すると、皮膚が細かく剥がれて粉吹き状態になってしまいます。
特に、秋冬の乾燥しやすい時期は、口周りに粉吹きが出やすいですよね。
粉を吹いてしまうと見た目が悪い上、皮膚が剥けてヒリヒリと痛んでしまうことも。これは口周りの乾燥の典型的な症状なので、よく保湿して刺激を避ければ予防することができます。
口周りが乾燥してかゆい
口周りが乾燥すると、かゆみが出ることもよくあります。これは特に季節の変わり目に出やすい症状ですね。
かゆみや乾燥を放置してしまうと、悪化して粉吹きなどもっとひどい症状が出てしまいます。
口周りのかゆみは乾燥のサインだと思って、いつもよりケアを徹底しましょう。
かゆみが我慢できないときは、保冷剤などで冷やすと一時的におさまりますよ。
唇のパックリ割れ
唇が割れてしまうのは、季節を問わず悩んでいる人が多いトラブルです。これも、原因は口周りの乾燥。
特に唇は粘膜とも繋がっていてデリケートなので、ちょっとしたことでも荒れやすいのです。
唇が割れるのを防ぐには、こまめにリップクリームを塗って保湿すること。
舐めたり触ると余計に荒れがひどくなってしまうので、普段は刺激を与えないようにするのも大切です。
なぜ口周りが乾燥しやすいのか
それでは、なぜ口周りが乾燥しやすいのかを解説していきます。
口周りは、様々な理由から乾燥しやすい要素が集まっている部位なのです。
摩擦や刺激にさらされやすい
まず、口周りの乾燥の原因の一つとなっているのは、摩擦や刺激です。
食事のあと口を拭いたり、くしゃみやあくびの時に手で覆ったり、食事や飲み物の食器が触れたり…。口周りは、何かと動かしたり、触る機会が多い場所です。
皮膚は摩擦の刺激にとても弱いので、ちょっとした原因で乾燥が加速してしまいます。
顔の中では凸凹が強い場所なのでケアもれしやすい
口周りには鼻・頰・ほうれい線などがあり、適当にスキンケアをしていると塗り漏れとなりやすい場所です。
きちんとケアできていないと、ただでさえ乾燥しやすい口元がより乾いてしまいます。
ですから、口元が乾燥しやすい方は一度スキンケアのやり方を見直してみてください。
凹凸に沿うように、細かく保湿をするのが大切です。
皮膚が薄い
顔の皮膚の角質層の厚さは、約0.02mm。
全身の中でも顔はもっとも皮膚が薄い場所ですが、その中でも目元や口元は特に皮膚が薄い場所です。
これだけ薄いと、摩擦などの刺激でダメージを受けてしまうのも頷けるはず。目元・口元の皮膚は、とてもデリケートなものだと思って扱うようにしましょう。
皮脂分泌が少ない
口周りの皮膚は、薄いだけではなく皮脂腺が少ないのも特徴。
そのため、皮脂の分泌量が少なく、角質層が水分をキープしにくくなっています。
自分で分泌できない油分は、スキンケアで補うのが大切です。額や鼻周りはテカリが気になる方も、口周りのケアには油分が含まれたスキンケア製品を使うようにしましょう。
食生活の影響を受けやすい
口周りや口の内部は、食生活の影響をダイレクトに受けやすい箇所です。
食生活が乱れていると、口角炎や口内炎がすぐできてしまう方も多いのではないでしょうか。
また、食べ物にアレルギーがある方は、アレルゲンを摂取した時に汁などが口周りについてしまうことも。
ひどい症状ではなくても、特定のものを食べた後に口周りが乾燥するのはアレルギーが原因かもしれません。
ストレスやそれに伴う生活習慣の乱れ
ストレスやストレスに伴う睡眠不足は、自律神経を乱れさせます。
そうなると皮膚のターンオーバーのサイクルが崩れ、乾燥や他の肌トラブルの原因に。
口元は特にデリケートなので、他の場所にトラブルが出る前から荒れてしまうことが多いです。口周りが乾燥してしまうのは、身体のSOSサインかもしれませんよ。
ホルモンバランスの乱れ
食生活やストレス、生活習慣の乱れは、ホルモンバランスの乱れに繋がります。
ホルモンは、身体の様々な働きを促進したり抑制したりするもので、当然皮膚の生成にも関わってきます。
健全なホルモン分泌は、口元の乾燥だけではなく身体全体の健康を保つのに大切なのです。
口周りの乾燥対策を紹介!
それでは、口周りの乾燥対策をご紹介していきます。
どれも日常の中でできる小さな対策ですが、積み重なることで乾燥が改善していきますよ。
ストレスを溜めない
先にも触れたように、ストレスが溜まると自律神経が乱れ、ストレスホルモンが分泌されてしまいます。
ストレスホルモンは、体内で活性酸素の量を増やしてしまいます。活性酸素は、乾燥だけではなく肌の老化や炎症の原因となる美肌の大敵。
ストレスは適度に発散して、溜めすぎないようにするのが大切なのです。
口元の乾燥のことも、あまり悩みすぎず気楽に対処するようにしましょう。
日常で出来る限り刺激を与えない
口元に出来る限り刺激を与えないのも乾燥対策になります。
口周りを全く触らない・動かさないというのは無理ですが、なるべく刺激を与えないように気をつけると乾燥しにくくなりますよ。
意味なく顎や口元を触ってしまう癖がある方は、改めた方がいいでしょう。
一時的には乾燥が改善しても、唾液が蒸発する時に余計に水分を奪ってしまいます。
唇の保湿は、面倒がらずこまめにリップクリームを塗るようにしましょう。
保湿をしっかり行う
口周りの乾燥が気になる方は、スキンケアの時に口元をしっかり保湿しましょう。
先にお伝えしたように、口周りは皮脂の分泌が少ないので、ある程度油分を含んだスキンケアがおすすめです。乳液や保湿クリームなど油分のあるスキンケア製品で、肌に水分を閉じ込めましょう。
口元用のパック等を使うことも
乾燥がひどい時は、パックを使うと潤いがしっかり浸透します。
もちろん全顔用のパックを使っても効果がありますが、ピンポイントに口周りを保湿したい時は口元用パックを自作するのもおすすめです。
上からラップを貼ると、水分が蒸発しにくくなります。
10〜15分そのまま放置し、剥がしたあと乳液やクリームで水分をキープします。
湿度を保つ
肌の水分の蒸発を防ぐには、湿度を保つのも大切。加湿器を利用して、部屋の湿度を50〜60%に保ちましょう。
外出中は、マスクをすると内側に呼気がこもって口周りの乾燥対策になります。
ただし、マスクの摩擦が口元の荒れを招くこともあるので、必要ない時はなるべく外すのがおすすめ。
室内では、やはり部屋自体の湿度を上げておくのがいいでしょう。
食生活を見直す
慢性的に肌が乾燥している方は、食生活を見直してみましょう。
様々な栄養をバランスよく取り、お菓子やジャンクフードを控えて過剰な糖質や脂質を防ぐのが大切です。
しかし、脂質は不足しすぎると、皮脂の分泌が少なくなりすぎてしまいます。脂質は良質な植物油を中心に、1日40〜60g(大さじ4〜5杯ほど)を目安に摂取しましょう。
その他、肌の乾燥を防ぐのに有効な栄養素は、以下の通りです。
- たんぱく質
- ミネラル
- ビタミンA
- ビタミンB2
- ビタミンC
たんぱく質
たんぱく質は肌を形成する材料になる栄養素です。
肌に潤いを保つコラーゲンの材料でもあるので、不足すると肌がカサカサになってしまいます。
たんぱく質を多く含む肉や魚、大豆製品を積極的に摂るようにしましょう。
ミネラル
ミネラルは身体のバランスを整えるために欠かせない栄養素。
肌にとっては、ターンオーバーを正常にし、角質層のキメを整えるのに役立ちます。
乾燥しにくい肌作りには、角層の土台を整えるのが大切。
ミネラル類は、海藻・きのこ類・魚介類・乳製品など様々な食材に含まれています。
ビタミンA
ビタミンAは肌のターンオーバーを正常にする働きがあります。
口周りの粉吹きは、角質層が弱って表面の細胞が剥がれてしまっている状態。
粉吹きが気になる方は、ビタミンAを多く含む緑黄野菜やレバーを積極的に摂りましょう。
ビタミンB2
ビタミンB2は、肌の潤いを保つ皮脂の生成を助けます。
そのため、皮脂量が足りなくて口周りが乾燥してしまう方は、ビタミンB2が多く含まれるレバー・海藻・きのこ類・ナッツ類などを食べるのがおすすめ。
その他ビタミンB群も、ストレスを和らげたり肌のバリア機能をアップする働きがありますよ。
ビタミンC
ビタミンCは美肌のために欠かせない栄養素。
肌に潤いを保つコラーゲンの生成に不可欠なので、たんぱく質と一緒に摂るのがおすすめです。
また、ビタミンCには肌のターンオーバーを整えたり、紫外線ダメージを無効化する働きも。ビタミンCを多く含むフルーツ類を、積極的に食生活に取り入れましょう。
紫外線対策をする
紫外線も肌の乾燥の一因です。
それは紫外線ダメージが肌の奥に入り込むことで、肌の弾力を保つコラーゲンを破壊してしまうため。
乾燥が気になる方は、しっかり紫外線対策をしましょう。
少しの外出や、洗濯物を干すだけなどでも紫外線ダメージは蓄積するので、一日家にいる日でも必ず日焼け止めを塗るのがおすすめです。
リップクリームを塗る
こまめにリップクリームを塗り、唇の保湿も欠かさないようにしましょう。
スティックタイプの場合、横向きに動かして塗ると負担が大きいので、唇の縦筋に沿うように塗るのがポイントです。
ジャータイプなどを指で塗るときも、横向きの刺激を与えないようにポンポンと軽くたたくようにつけましょう。
洗顔も適切に
慢性的に乾燥肌の方は、洗顔方法が間違っている場合も。
洗浄力がマイルドな洗顔料を使い、正しい方法で顔を洗うようにしましょう。
- 人肌程度のぬるま湯ですすいで予洗いする
- 洗顔料を、ネットなどを使ってしっかり泡立てる
- 顔を強くこすらないように、指で泡を転がすように洗う
- ぬるま湯を両手ですくって、優しくすすぐ
- 洗顔後のスキンケアも、しっかり行いましょう
口周りの乾燥におすすめの商品を紹介
最後に、口周りの乾燥におすすめの商品をご紹介。
それぞれのカテゴリー別に人気商品を集めました。
化粧水
化粧水弱酸性
- 商品名:チューンメーカーズ 原液保湿水 しっとり用
- メーカー:チューンメーカーズ
- 価格:2,160円
- 容量:120ml
シンプルなのにうるおう
セラミド・ヒアルロン酸・ハチミツ・コラーゲン・ロイヤルゼリーエキスという、5種の原液を配合した化粧水です。
美容成分の原液と、肌と同じ弱酸性の水だけで作ったシンプルな化粧水なので、敏感肌の方も安心。
余計なものが入っていない、シンプルなスキンケアを探している方におすすめです。
貴重な存在
最低限の成分で、でも必要な成分はしっかり入っていて、自分の体に悪くない化粧水を探していました。喘息持ちでアレルギーがありますが、副作用は起きません。合わない化粧品が多いのでありがたいです。
乳液
乳液乾燥性敏感肌に
- 商品名:キュレル 乳液
- メーカー:キュレル
- 価格:1,944円
- 容量:120ml
敏感肌の方に人気のスキンケアブランド
セラミド機能成分とユーカリエキスの2種類の保湿成分が、角層の深部までしっかり浸透し、優しく肌の潤いをキープします。同じラインの化粧水やクリームと合わせて使っている人が多い、人気商品です。
保湿クリーム
薬用無香料・無着色
- 商品名:薬用ユースキンS クリーム
- メーカー:ユースキン
- 価格:803円
- 容量:70g
コスパ抜群
低刺激で、子供や敏感肌の方も安心して使える薬用保湿クリームです。バリア機能が低下した肌を優しくいたわり、外部の刺激から肌を守ります。
口コミでは何度もリピートしているという声が多い、定番商品です。
何度もリピしています
乾燥肌&敏感肌ですが、ユースキンのクリームで肌荒れした事はありません。多少ベタつきはありますが、夜お手入れの最後に塗って寝れば朝まで乾燥しません。
リップクリーム
UVカット無香料
- 商品名:メルティクリームリップ
- メーカー:メンソレータム
- 価格:383円
- 容量:2.4g
塗り心地と保湿力にこだわったリップクリーム
「モイストバンク技術」という水分と反応して抱え込む技術を採用し、メンソレータムのリップの中で最上級の保湿力を誇っています。香りはミルクバニラの香り・リッチハニーの香り・無香料の3種類です。
オールインワンローション
ヘパリン類似物質
- 商品名:ヘパソフト 薬用乾燥改善ローション
- メーカー:ヘパソフト
- 価格:1,194円
- 容量:100g
「高級なスキンケアより効果抜群」という声も
深刻な乾燥肌を薬用成分でしっかり保湿するオールインワンローションです。保湿効果が非常に高いヘパリン類似物質を含んでいて、さらにコスパが良く口コミで人気の商品となっています。
他の化粧品では効果を感じられなかった方にもおすすめ。アルコールフリー・無香料・無着色なので、敏感肌の方も安心して使えます。
息子用に買いました
息子の乾燥肌がみるみる良くなったので私も試しに使ってみると、私の肌にもとても合いました。これまで他の化粧品をでも味わえなかった「しっくり感」があります。
オイル
無香料
- 商品名:ベビーオイル
- メーカー:ジョンソン
- 価格:1,080円
- 容量:300ml
赤ちゃんだけでなく大人にも
赤ちゃんのデリケートな肌にも使える低刺激処方なので、口周りがひどく荒れてしまった方にぴったり。スキンケアの最後に使って潤いを閉じ込めるのがおすすめです。
300mlの大容量で1,080円と、コスパが優れているのも人気の理由となっています。
まとめ
口周りは、様々な要素が重なって非常に乾燥しやすい場所です。
スキンケアと規則正しい生活習慣を心がけ、日常的に乾燥を予防しましょう。
粉吹きやかゆみが出てしまったら、なるべく触らずしっかり保湿するのがおすすめです。
ひどくなる前に対処することで、素早く症状を改善できますよ。