肌の老化を防ぐためには、毎日の紫外線ケアが大切。
メンズにとっても、日焼け止めは必須アイテムなのです。
しかし日焼け止めはたくさんの商品が販売されているので、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、メンズの日焼け止めの選び方と、メンズにおすすめの日焼け止め10選をご紹介します。
目次
男性も日焼け止めは必要なのか?
紫外線が強くなっている昨今、メンズも日焼け止めは必須。
日焼け止めで紫外線ケアをしないと、肌にダメージが蓄積し様々な肌トラブルを引き起こします。
まずは、なぜメンズも日焼け止めを使うべきなのかについて見ていきましょう。
しわ・たるみを引き起こす原因に
紫外線ダメージは、日焼けだけではなくしわ・たるみといった肌の老化を引き起こす原因です。
これは、紫外線によって肌の弾力を保つ役割があるコラーゲンが破壊されてしまうため。
コラーゲンは年齢とともに自然に減っていくものですが、紫外線ダメージを放置するとその減少が早まってしまうのです。
いつまでも若々しい肌を保ちたいメンズは、日焼け止めで毎日コツコツケアする必要があります。
シミが残る原因に
そもそも日焼けとは、紫外線ダメージから肌を守るためにメラニン色素が生成されることで起こります。
このメラニン色素が蓄積し、色素沈着したものがシミ。
シミが残った肌は、一気に老け込んで清潔感がない印象になってしまいます。
シミが気になるメンズも、今日から日焼け止めを使い始めましょう。
男性用日焼け止めの選び方
それでは、メンズ向けに日焼け止めを選ぶポイントをご紹介。
様々な種類の日焼け止めの中から、シーンと用途にあったものを選びましょう。
目的・用途・シーンに合わせて選ぶ
そもそも、日焼け止めが紫外線ダメージを防ぐ仕組みには2種類あります。
それは、日焼け止め成分として「紫外線吸引剤」「紫外線散乱剤」のどちらが使われているかということ。
紫外線吸引剤は、肌表面で紫外線をいったん吸収し、化学反応によって熱エネルギーなどに変質させて放出します。
対して紫外線散乱剤は、物理的に紫外線を反射させ、紫外線が肌に蓄積するのを防ぎます。
日焼け止めの成分表示で、「紫外線吸引剤」や「紫外線散乱剤」として表示されているのは以下のような成分。
紫外線吸引剤
- メトキシケイヒ酸オクチル
- ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
- オクチルトリアゾン
- パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル など
紫外線散乱剤
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛
耐汗性のあるものを選ぶ
夏に使うことが多い日焼け止めで気になるのが、汗。
日常生活でかく程度の汗なら問題なくても、スポーツで大量の汗をかくと流れてしまう日焼け止めもあります。
汗の量が気になるメンズや、スポーツをするメンズは、耐汗性のある日焼け止めを選びましょう。
「水や汗で落ちにくい」「ウォータープルーフ」などと表示している日焼け止めがおすすめです。
肌への負担が少ないものを選ぶ
メンズの肌は水分バランスが崩れやすく、敏感肌の方も多いです。
日焼け止めのせいで肌トラブルが起こってしまっては元も子もありませんから、肌に優しい日焼け止めを選ぶようにしましょう。
敏感肌の方には、肌への刺激となりやすいアルコールや防腐剤、着色料などの成分を使っていない日焼け止めがおすすめです。
また、ウォータータイプなどスムーズな使い心地のものは、塗るときの摩擦が少なく肌の負担が軽減できます。
手を使わずに塗れる、スプレータイプの日焼け止めもおすすめです。
SPFとPAの数値には注意
日焼け止めのパッケージに必ず表示されている「SPF」や「PA」という数字やマーク。
これは、それぞれ種類の違う紫外線を防ぐ力の強さを表しています。
強ければ強いほどいいと考えるメンズも多いですが、日常的に強すぎる日焼け止めを使うと肌への負担が多くなってしまいます。
炎天下でマリンスポーツをするときなど、非常に強い紫外線を浴びるときは「SPF50+・PA++++」の最高値の日焼け止めがおすすめ。
日常使いや軽いスポーツの時は、「SPF30・PA+++」程度のものが適しています。
また、どんなに強い日焼け止めでも、時間とともに効果が落ちてしまいます。
さっと塗れるスティックタイプやスプレータイプの日焼け止めを、こまめに付け直すのも大切です。
ベタベタしない、使い心地で選ぶ
メンズの中は、ベタベタした日焼け止めの使い心地が苦手という方も多いですね。
そんな声を受けてか、近年はウォータリータイプやジェルタイプの肌にスッとなじむ日焼け止めが増えています。
軽いつけ心地が特徴のスプレータイプやパウダータイプの日焼け止めも、肌が重くなるのが苦手なメンズに人気です。
できればテスターなどで試して、好みの使い心地のものを選びましょう。
美容成分が豊富に配合されているものを選ぶ
日焼け止めには、美容成分が配合されているものも。
例えば美白効果があるビタミンCが配合されている日焼け止めなら、紫外線を防ぎながら既に受けてしまった紫外線ダメージをケアすることができます。
ヒアルロン酸・コラーゲンなど保湿効果がある日焼け止めは、肌が乾燥しがちなメンズにぴったり。
日焼け止めを選ぶ時は、美容成分にも注目してみましょう。
日焼け止めのタイプで選ぶ
日焼け止めには、様々なタイプがあります。
それぞれのタイプの特徴と、おすすめのシーンは以下の通り。
- ミルクタイプ:肌に馴染みやすく、敏感肌の方におすすめです。日常使いに。
- ローションタイプ:伸びがよくみずみずしい使い心地。メンズや子供も違和感なく使えます。
- ジェルタイプ:さらっとしてベタつかない質感。敏感肌のメンズは、刺激になりやすい成分が入っていることもあるため注意してください。
- クリームタイプ:しっとりと保湿力が高いのが特徴。汗で落ちにくいのでスポーツ時におすすめです。
- パウダータイプ:軽い付け心地が特徴。落ちやすいので日常使いや短時間の使用におすすめです。
- スティックタイプ:細かな部分に塗りやすく、密着力が高い。塗り直しもしやすいので汗を多くかく日などにおすすめです。
- スプレータイプ:手を使わず肌に直接スプレーするタイプです。スポーツやレジャー時、塗りにくい背中などに。
普段使いできるメンズ専用の日焼け止めおすすめ5選
それでは、日常使いにおすすめのメンズ向け日焼け止めを5つご紹介します。
ニベアメン UVプロテクター
ミルクタイプ 落ちにくい SPF 50+
- 効果:SPF 50+・PA +++
- メーカー:ニベアメン
- 価格:1,598円
- 容量:30ml
- タイプ:ミルクタイプ
落ちにくい日焼け止め
強力な紫外線を防ぎながら、テカリを抑える効果があるメンズ向け日焼け止めです。SPF 50+なので、日常使いだけではなくスポーツ時も安心。口コミでは落ちにくいという声が非常に多く、汗をたくさんかく日にもおすすめです。
DHCメン オールインワンUVプロテクションジェル
ジェルタイプ SPF 27・PA ++ 6つの機能
- 効果:SPF 27・PA ++
- メーカー:DHCメン
- 価格:4,199円
- 容量:80g
- タイプ:ジェルタイプ
6つの機能を持ったジェルタイプの日焼け止め
アフターシェーブ・化粧水・美容液・乳液・日やけ止め・ボディークリームの6つの機能を持ったジェルタイプの日焼け止めです。日中のスキンケアがこれ一本で完結するので、忙しいメンズにぴったり。SPF 27・PA ++のマイルドな処方なので、敏感肌のメンズにもおすすめです。
アネッサ パーフェクト UVマイルドミルク
ミルクタイプ SPF 50+・PA ++++ 炎天下
- 効果:SPF 50+・PA ++++
- メーカー:アネッサ
- 価格:2,678円
- 容量:60ml
- タイプ:ミルクタイプ
メンズやベビー・キッズも使えるマイルド処方の日焼け止め
人気の日焼け止めメーカー「アネッサ」が販売している、敏感肌のメンズやベビー・キッズも使えるマイルド処方の日焼け止めです。肌への刺激が少ないのに、SPF 50+・PA ++++でウォータープルーフ処方なので、炎天下の日やマリンスポーツ時にも使えます。敏感肌でも効果の高い日焼け止めを使いたいメンズにおすすめです。
ギャッツビー パーフェクトUVローション
ローションタイプ SPF 50+・PA ++++ サラッとした使用感
- 効果:SPF 50+・PA ++++
- メーカー:ギャッツビー
- 価格:482円
- 容量:30ml
- タイプ:ローションタイプ
水感覚でスーッと肌になじむ、ローションタイプ
SPF 50+・PA ++++で、真夏の強い紫外線からもきちんと肌を守ります。メントール配合で爽快感のある使い心地が、メンズに人気の商品です。
大塚製薬 UL・OS(ウル・オス)
ミルクタイプ SPF 25・PA ++ 敏感肌
- 効果:SPF 25・PA ++
- メーカー:大塚製薬
- 価格:1,798円
- 容量:50ml
- タイプ:ミルクタイプ
敏感肌におすすめ
SPF 25・PA ++の、マイルドな日焼け止めです。他の日焼け止めに比べると効果が弱そうな数値ですが、日常使いならこのくらいの数値で十分。敏感肌のメンズや、夏以外も日焼け止めを使いたいメンズにおすすめです。口コミでも、他の日焼け止めでは肌荒れしてしまう敏感肌のメンズに人気になっています。
使用感が良い!メンズ専用の日焼け止めおすすめ5選
次に、使用感重視で日焼け止めを選びたいメンズにおすすめの商品をご紹介します。
バルクオム THE SUNSCREEN
ミルクタイプ SPF 25・PA ++ 敏感肌
- 効果:SPF 40・PA +++
- メーカー:バルクオム
- 価格:2,160円
- 容量:40g
- タイプ:ミルクタイプ
保湿効果にこだわってます
メンズに人気のスキンケアブランド「バルクオム」が販売している日焼け止めです。メンズの肌を研究し尽くし、保湿効果にこだわった処方が「バルクオム THE SUNSCREEN」の特徴。肌に刺激の強い成分を極力使わず作られているため、敏感肌のメンズにもおすすめです。
クワトロボタニコ ボタニカル デイトリートメントUVブロック
ミルクタイプ SPF 25・PA ++ 敏感肌
- 効果:SPF 50+・PA ++++
- メーカー:クワトロボタニコ
- 価格:1,998円
- 容量:30g
- タイプ:ミルクタイプ
美容液効果あり
6種のボタニカルエキス配合で、自然の力で紫外線ダメージをケアする日焼け止めです。日焼け止め効果と美容液効果で、シミの生成を徹底ブロック。さらに皮脂の分泌を抑制し、テカリを8時間抑えます。美容効果の高い日焼け止めを探しているメンズにおすすめです。
プラウドメン UVプロテクトジェル
ミルクタイプ SPF 25・PA ++ 敏感肌
- 効果:SPF 50+・PA ++++
- メーカー:プラウドメン
- 価格:1,944円
- 容量:60g
- タイプ:ジェルタイプ
みずみずしい使い心地
みずみずしいジェルタイプで、日焼け止めが苦手なメンズもむしろ塗りたくなる日焼け止めです。SPF 50+・PA ++++、美容成分も配合され、しっかり紫外線から肌を守ってシミを作らせません。爽やかなグルーミングシトラスの香りも口コミで人気です。
NULL 日焼け止めウォータープルーフ
ミルクタイプ SPF 25・PA ++ 敏感肌
- 効果:SPF 50+・PA ++++
- メーカー:NULL
- 価格:2,000円
- 容量:40g
- タイプ:クリームタイプ
新技術の「三相乳化法」を用いたウォータープルーフ仕様
肌にしっかり密着して落ちにくい、クリームタイプの日焼け止めです。新技術の「三相乳化法」を用いたウォータープルーフ仕様で、SPF 50+・PA ++++なので、炎天下での使用やマリンスポーツ時にぴったり。とにかく落ちにくい日焼け止めを探しているメンズにおすすめです。
NALC パーフェクトウォータープルーフ
ミルクタイプ SPF 25・PA ++ 敏感肌
- 効果:SPF 50+・PA ++++
- メーカー:NALC
- 価格:2,680円
- 容量:60g
- タイプ:クリームタイプ
「海でも焼かない」にこだわった、ウォータープルーフタイプの日焼け止め
特許製法「三相乳化法」使用で、非常に水に強いのが特徴。発売当初、Amazonの「UVケア・サンオイル」新着ランキング1位にもなった人気商品です。美容成分も配合され、使用後の肌ケアも万全。絶対に焼けたくないメンズにおすすめです。
水や皮脂に強いのにベタベタないのですごく気に入っています。ただ、目に入るとすごく痛いので、そこだけ改善して欲しいです。目の周りはかなり避けて塗らないと、目がショボショボしたり涙が止まりません。
日焼け止めに関するよくあるQ&A
最後に、日焼け止めに関するQ&Aをご紹介。
メンズが日焼け止めに抱いている、よくある疑問を解消します。
日焼け止めの専門用語がわからない?
当然のように使っている「SPF」「PA」という用語ですが、その意味をきちんと知っていますか?
「SPF」「PA」は、それぞれ種類の違う紫外線を防ぐ効果のことを示しています。
SPF
SPFは、肌を黒化させる「UVB(紫外線B波)」を防ぐ力の強さを表しています。
1〜50+で表され、数字が大きいほど日焼け止め効果が高いです。
PA
PAは肌の弾力を失わせる「UVA(紫外線A波)」を防ぐ力の強さです。
「+」のマークで表され、最高値は「++++」となっています。
男性向けと女性向けの違いはなに?
男性向けの日焼け止めが女性向けと違うところは、以下のようなポイントがあります。
- 男性の肌のために作られた処方
- 汗や水で落ちにくいものが多い
- 化粧下地兼用ではないことが多い
- メントール配合のものが多い
- パッケージが男性向け
もちろん、違う性別向けの日焼け止めを使ったからといって、特に大きな問題はありません。
しかし男性向けの日焼け止めは、男性の肌質や体質、使用感の好みに合わせた商品が多くなっています。
肌荒れ・ニキビの上から塗っても大丈夫?
肌荒れ・ニキビの上から日焼け止めを塗っても、問題ありません。
むしろ、紫外線のダメージを防いだほうが、肌トラブルがさらに悪化するのを防ぐことができます。
しかし、刺激が強い日焼け止めは、むしろ肌に負担になることも。
肌荒れ・ニキビがあるときには、敏感肌用の低刺激な日焼け止めを使いましょう。
どうやって日焼け止めを落とす?
日焼け止めの落とし方は、商品によって異なります。
それぞれのパッケージに必ず使用方法が書いてありますので、よく読んでから使うようにしましょう。
クレンジングは男性も必要?
メンズ向けの日焼け止めは、普通の洗顔料やボディーソープで落ちるものが多いです。
ただし、強力なウォータープルーフの日焼け止めなどは、専用のクレンジングが必要なものも。
パッケージに「石鹸で落ちる」「クレンジング不要」などと書いてあるかどうか、確かめてみましょう。
少し先の未来を見据えて日焼け止めを
「日焼けくらい気にしない」と日焼け止めを使わないメンズも多いですが、それは間違い。
紫外線ダメージは肌にたまっていき、肌の老化を早めてしまいます。
シワやシミだけではなく、皮膚がんの原因になることもある紫外線ダメージは、毎日のケアで少しずつ防いでいくしかないのです。
将来を見据えて、メンズもしっかりと日焼け止めを使うようにしましょう。