ゴシゴシ洗いは絶対にダメ!オトコも気を付けたい洗顔料の泡立て方

洗いすぎない

ゴシゴシ洗いは絶対にダメ!オトコも気を付けたい洗顔料の泡立て方

毎日使う洗顔料。
きちんと泡立てて使っていますか?
男性の中には、洗顔料を泡立てず、ついついそのまま使っている方も多いかもしれませんね。
じつはその使い方は肌への負担が大きく、肌トラブルの原因になりかねないんです。
洗顔料をきめ細かく泡立てるコツや、泡立てに役立つ便利アイテムをご紹介します。

洗顔料が泡立つ仕組みを知ろう!

洗顔料が泡立つのは、界面活性剤が含まれているからです。

界面活性剤とは汚れを落とすために配合されている成分で、水と油の境目をなくして馴染ませ、汚れを落としやすくする働きがあります。この界面活性剤、実は水の表面張力を弱くし、泡の膜を強くする力もあるんです。

水はそのままの状態だと表面張力が働くので、よく振って泡を作っても泡はすぐ壊れ、元の状態に戻りますよね。しかし界面活性剤で表面張力が弱められると泡はすぐには壊れず、泡表面の膜も強められるので泡は長持ちします。

洗顔料はしっかり泡立てると効果が絶大!

洗顔料や石鹸の泡立ちは、洗浄力の濃度に左右されます。
ですから洗顔料がしっかり泡立っていれば、基本的に洗浄力も強いと言えるでしょう。

また泡自体にも、肌から汚れを吸い出すように剥がし、包み込んで落とす効果があります
ですから洗顔料は、泡立てて使ったほうが効果があるんです。固形やペースト状の洗顔料でも、しっかり泡立てて使いましょう。

誰でも簡単!もこもこ泡を作る基本の方法

洗顔料を泡立てる方法はいくつかありますが、まず手だけを使ってもっちりとした泡を立てる方法をご紹介します。

コツを覚えれば簡単なので、ぜひやってみてください。

手を綺麗に洗う

手を洗う

手に汚れが付いていると、界面活性剤の力が十分に働きません。
洗顔料を泡立てる前に、まずハンドソープなどで手を綺麗に洗いましょう。

洗顔料を適量とる

洗顔料を手に取る

次に、洗顔料を「適量」、手に取ります。
「適量」とは洗顔料のタイプによって異なりますが、おおよそ以下の通りです。

ペーストは2~3センチ

ペーストタイプの洗顔料は、2〜3センチほどが適量です。
少なすぎるとうまく泡立たないので、もっちり泡のためにはケチらず使いましょう

固形石鹸はぬるま湯を付けて10秒転がす

固形石鹸など、固形タイプの洗顔料を泡立てる時は、濡れた手で10秒ほど石鹸を手の上で転がします。手のひらにしっかりと洗顔料の成分が付いた状態から泡立て始めます。

粉状のものは100円玉大くらい使うのが適量

粉状の洗顔料は、1円玉~100円玉くらいの量が適量です。
粉タイプの洗顔料は容器から直接出せるものがほとんどですが、そうでない場合はティスプーンなどを使って適量を取り出します。
濡れた手で残りの洗顔料に触れないように気をつけましょう。

1円玉大のお湯を手に乗せて広げる

洗顔料に加える水の量は、ごく少量で十分です。
目安としては2~3滴、1円玉くらいの量の水分を洗顔料に加え、ゆるいペースト状にします。
水よりもぬるいお湯を使ったほうがよく泡立ちます。

手をお椀型にして泡立てる

洗顔料を出している手をお椀型にくぼませ、逆の手の指2~3本で混ぜます。
茶筅で抹茶をたてているようなイメージで、空気を含ませるようにするのがコツです。
ある程度泡だったらまた少し水を加え、さらにきめ細かく泡立てていきます。

水を3回に分けて泡立てる

水を加える回数は3回くらいが目安。
一気に水を加えるとせっかくできた泡が消えてしまうので、少しずつ足しながら泡立てるのが、もっちりとしたきめ細かい泡を作るコツです。

出来上がりの目安は「逆さまにして落ちない」

泡立てが完成した目安は、泡がついた手を逆さまにしても泡が落ちないこと。
手だけでここまでの泡を作るのは少し時間がかかりますが、いちどチャレンジしてみてください。
コツを掴めば、もっちり泡を作ることが楽しくなってきます。

洗顔料がうまく泡立たないときは?

洗顔料がうまく泡立てられないのにはどんな原因があるのでしょうか。
その原因を考えます。

手に汚れが残っている

手が汚れている

先にも述べましたが、手についた汚れは洗顔料の泡立ちを悪くします。
これは洗顔料に含まれている洗浄成分(界面活性剤)が手の汚れと馴染んでしまい、水に溶ける量が少なくなってしまうためです。

洗顔前には必ず手を洗い、手の汚れを落としましょう。
お風呂に入った時に洗顔するなら、先に体や髪を洗い、最後に洗顔するのがおすすめです。

泡をつぶしている

洗顔料をうまく泡立てられない別の理由は、泡立てる手が泡を潰してしまっていること。
洗顔料を泡立てる時は、すでにできた泡を潰さず、よりきめ細かく泡立てることを意識します。
何度かやってみて、泡を潰さずもっちりした泡を作るコツを掴んでください。

差し水が少ない

泡を潰している

水分量が少なくても、うまく泡立ちません。
泡立っているのは洗顔料ではなく水なので、水の量が少なすぎると泡立ちません。
かといって水が多すぎると今度は洗顔料の成分が薄まって泡立ちにくくなります。
やはり何度か試してみて、使っている洗顔料に最適な水の量を掴んでください。

洗顔料を泡立てやすくする便利グッズ

「手で泡立てるのは面倒」「不器用でなかなかコツが掴めない」という方は、便利グッズを使うのがおすすめ。

おすすめの便利グッズをいくつかご紹介します。

泡立てネット

洗顔ネット

「泡立てネット」は、短時間でもっちり泡が作れる便利なアイテムです。

使い方は、濡らしたネットに洗顔料をつけ、しっかり揉みこむだけ。泡がたったら下から上に絞るようにして泡を取りだします。コツもいらず簡単なので、面倒くさがりな方にもおすすめ。

すぐ大量の泡が立ってしまうので、洗顔料の量を少なめにしてしまいがちですが、洗浄効果をしっかり発揮させるためにも、「適量」を使用しましょう。

また、ネットを使った後、濡れたまま放置すると雑菌が発生してしまうので、しっかり乾かすことも大切です。

MEMO

泡立てネットはラップで代用することもできます。
ラップを20〜30cmほど取り、ふんわり丸めることで泡立てネットの代用として使えます。

使い方は泡立てネットと全く同じ。使い捨てにできるので衛生的ですし、ネットがない時には便利です。ラップはどの家庭にもあるので、覚えておくと役立つテクニックですね。

泡立てブラシ

泡だてブラシ

「泡立てブラシ」は、ブラシの毛の先端で肌の汚れをかきだすことで、より洗顔の効果を上げるアイテムです。

濡らした毛先で洗顔料を混ぜると、クリーミーなきめ細かい泡が作れます。泡のついたブラシで、そのままくるくると肌を撫でて洗いましょう。

ただし、洗顔のあと、ブラシをしっかり洗って乾かすという手順が加わります。

洗顔泡立て器

最近、ツイッターなどのSNSで話題になっているのが「洗顔泡立て器」です。

使い方は、容器の内部に水と洗顔料を入れ、10〜20秒ほどスティックを上下に動かします。
もっちりとしたきめ細かい泡が立つので、美意識が高い人たちに好評なアイテムです。
セリアやダイソーなど100円均一ショップでも購入することができます。

泡立てるのが苦手な人におすすめの泡洗顔

そもそも泡立てるのが面倒くさいという方には、最初から泡状になっている洗顔料や、泡立てやすい洗顔料をご紹介します。特におすすめの洗顔料を3商品選びました。

時間がない朝にもおすすめです(価格は変動することがあります)。

ダヴクリーンコンフォート

ダヴクリーンコンフォート

  • メーカー:ダヴ
  • 価格:325円
  • 内容量:130ml

30代〜40代の男性の肌の為に考えられた洗顔料

マイクロモイスチャー成分が肌に浸透し、乾燥を防ぎます。

年齢とともに肌質が変わってきた男性や、乾燥肌の男性におすすめ。もっちりしたきめ細かい泡で出てくるため、泡立てが苦手な方にぴったり。スーパーやドラッグストアで安価に購入できます。

口コミ

「保湿効果が高く、すすいだあと顔がベールで包まれている様な感じがします。汚れ落ちもよく、ツルツルになります。内容量がやや少ないですが洗顔効果は抜群。今まで使ってきた洗顔料の中で、間違いなく上位に入る商品です」

Amazonで購入

くろあわわ洗顔

くろあわわ洗顔

  • メーカー:どろあわわ
  • 価格:1,600円
  • 内容量:110g

きめ細かい泡で肌に負担をかけずに汚れをごっそり落とします

2種類の炭成分とマンナン粒、肌をほぐすお米成分が配合され、肌の汚れをごっそり吸着して落とします。水を含みやすいので、誰でもコツいらずでホイップクリームのようなもっちりとしたきめ細かい泡を作れます。
洗浄力重視で洗顔料を選びたい方におすすめです。

口コミ
「今まで他の洗顔料を使っていましたが、脂がすぐ浮いてきたり、逆に乾燥し過ぎて粉を吹くので困っていました。脂性乾燥肌にはこちらがいいとおすすめされて購入。今でも脂は多少は出ますが前よりは抑えられています。洗い上がりは、違いにすぐ気がつくくらいサッパリします」

公式サイトで詳細をみる

ウーノホイップスピーディー

  • メーカー:ウーノ
  • 価格:343円
  • 内容量:150ml

泡立てるのが面倒な方はこの商品

ワンプッシュで、ボリュームのあるもっちり泡が出てくる泡洗顔です。

きめ細かな泡なのに泡切れが良く、サッパリした使い心地が特徴です。
メントール配合なので、暑い夏の時期にも最適。シェービングフォームとしても使えるので、朝時間がない方や面倒くさがりの方にもおすすめです。

口コミ
「シャンプーやボディーソープのようにプッシュ式なので楽です。面倒くさがりで不器用なので今まで泡洗顔をやっていませんでしたが、ボトルから泡で出てくるので助かります。肌の調子は良くなりました。洗面所周りにおいてもごちゃつかない、シンプルなパッケージも良いです。」

Amazonで購入

泡洗顔の正しい使い方

せっかくもっちり泡が完成しても、洗顔方法が間違っていればきれいに汚れが落ちません。
ただしい泡洗顔の方法をご紹介します。

手順1
全体をくるくる洗う

顔を洗う

泡洗顔では泡をクッションのように使い、指先で泡を転がすようにくるくると洗っていきます。
直接指で顔をさわらず、顔の皮膚が動かない程度の力加減で優しく洗いましょう。
皮脂が気になる方は、鼻やおでこなどテカリがちな部分から洗い始めます。
逆に乾燥肌の方は、肌が薄く乾燥しやすい頬の部分は洗い過ぎないように気をつけましょう。

手順2
顔の中心線も忘れずに

顔の中心線も忘れずに

つい頬などを集中して洗ってしまい、顔の中心あたりを忘れがちになることがあります。
顔の中心にある鼻やおでこは他の部分より皮脂量が多いので、しっかり洗って汚れを落としましょう。
毛穴の黒ずみなどが気になる場合は、洗顔ブラシを使うのもおすすめです。

手順2
ぬるま湯でよくすすぐ

顔をすすぐ

洗顔後はぬるま湯でしっかりすすぎます。
お湯が熱すぎると肌の皮脂が落ちすぎて乾燥の原因となります。
また、冷たすぎる水を使うと毛穴が閉じてしまい、やはり汚れを落としきれません。
手を入れても熱くも冷たくもない、肌と同じ温度のぬるま湯がベストです。
ぬるま湯で洗顔料を洗い落としたら、仕上げに冷たい水で洗うと肌が引き締まります。

手順2
水分をふきとる

顔の水分を拭き取るときは、柔らかい清潔なタオルで優しく拭き取ります。
ゴシゴシこするのではなく、ポンポンと軽く押さえて水を吸い取るイメージです。
あえて水を拭き取らず、濡れた状態で化粧水やオイル、導入美容液などをつけて保湿するというスキンケアもあります。自分にあった方法を探して下さい。

手順2
保湿を忘れずに

保湿を忘れずに

洗顔後の肌は水分が逃げやすく、とてもデリケートです。
あっという間に乾燥してしまうので、すぐに保湿ケアを行いましょう。
肌を整えて水分を与える化粧水だけでなく、潤いを持続させる乳液や、蓋をして水分を閉じ込めるクリームを重ねてつけるのがおすすめです。

まとめ

まとめ

洗顔料は、きめ細かく泡立てて使うのことがとても大切です。
面倒くさがって泡立てずに洗顔料を使って今うと、肌にとって大きな負担となります。
便利な泡立てグッズや洗顔料を利用して、もっちりきめ細かい泡で洗顔をしましょう。