乾燥肌で悩むメンズ向け｜今すぐ改善できるスキンケアとは？

カサカサ、かゆい、粉をふくなど、悩まされている男性が多い乾燥肌。
乾燥肌の原因は、肌のバリア機能が低下して水分が少なくなっていることです。

今回は、そんな男性の乾燥肌を引き起こす原因と、効果的な改善方法を解説します。
おすすめの乾燥肌対策アイテムも合わせてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

男の肌が乾燥する12の原因

まずは、男性の乾燥肌の原因として、考えられるものを12個ご紹介します。
慢性的な乾燥肌は、生活習慣の中に原因があることがほとんど。

この中に思い当たる原因がある男性は、意識的に改善するように心がけましょう。

肌の水分量が低下

肌の角層のバリア機能が弱まり、水分をキープできなくなっていることが乾燥のそもそもの原因です。

また、カサカサと粉を吹く乾燥肌は、油分も不足している状態です。
年齢を重ねると皮脂の分泌量が少なくなり、乾燥肌になりやすくなります。

他には、若いのにひどい乾燥肌の方や、今までは何も問題がなかったのに急激に肌が乾燥するようになった方。
こういった方々は肌のバリア機能が弱くなっている可能性が高いです。

気づきにくい間違った洗顔

誤った洗顔方法で必要な皮脂まで落としてしまっていることが、乾燥肌の原因かもしれません。

顔の皮膚はとても薄く、デリケートです。
ちょっとした刺激でもすぐにダメージを受けてしまうため、強くこする洗顔方法は危険です。

正しい洗顔方法は後の項目で詳しく解説しますが、顔を洗うときはマイルドな洗顔料を選んで、できる限り優しく洗いましょう。

髭剃りによる肌への負担

男性の身だしなみに必須の髭剃りは、肌への負担が非常に大きいです。

切れの悪いカミソリを使っていたり、刃の滑りが悪かったりすると、肌表面に細かな傷を作ってしまいます。
これが、乾燥肌の原因になるのです。

さらに、カミソリ後の肌は非常にデリケートな状態になっています。
アフターケアを怠ると肌から水分が蒸発し、そこから一段とひどい乾燥肌に陥ることも。

紫外線によるバリア機能の低下

日焼けすると、肌が黒くなりますよね。
それは、紫外線のダメージを防ぐためにメラニン色素が作り出されている仕組みになっているからです。

要するに、日焼けは肌がダメージを受けているサインです。
そのため乾燥肌で悩んでいる男性は、夏場は日焼け止めが必須。

乾燥肌対策のためにも、紫外線ダメージを防ぎましょう。

アトピーなどの皮膚炎

ひどい乾燥肌はアトピーを含めた皮膚炎のせいかもしれません。
アトピーは、肌のバリア機能低下以外に考えられるのはアレルギーやストレス、摩擦の刺激などが原因で引き起こされると言われています。

半年以上肌荒れが長引く場合は、皮膚科に相談するのがおすすめです。

ストレスの溜めすぎ

ストレスは、肌のターンオーバーを乱す原因の一つです。
人の身体はストレスを感じると交感神経が優位になり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

自律神経は身体の様々な働きを司っており、肌のターンオーバーの乱れを含めた様々な不調を引き起こします。

さらに、ストレスを感じると肌の潤いを保つ成分「セラミド」を分解してしまうホルモンが分泌されてしまう研究結果も。
過剰なストレスは、美容や健康に悪影響を及ぼす大きな要因です。

乾燥した空気

空気の乾燥も、乾燥肌の原因の一つ。
水分は湿度が高い方から低い方へと移動し、その場の湿度を均一にしようとする性質があります。

肌の水分量を保つ仕組みも、これと全く同じです。
空気が乾燥していると肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥肌を引き起こします。

職場で空気の乾燥が気になる男性は、卓上用の加湿器で自分の周りだけでも加湿することをおすすめします。

熱すぎる湯加減

熱すぎるお風呂も、乾燥肌の原因です。

肌から分泌される皮脂は、温度が高いほどよく溶け出します。
そのため熱すぎるお風呂に浸かると、全身の肌から必要な皮脂が奪われてしまい乾燥肌に繋がります。

その中でも肘や膝、かかとなどの部位は、皮脂が不足しやすい箇所。
肘や膝の粉ふきが気になる方は、お風呂の温度を少し下げてみてください。

プールや温泉の影響

プールや温泉に入ったあと、肌がかゆくなったことはありませんか？

プールの塩素や温泉の成分に含まれる化学物質も、乾燥肌の原因に含まれます。
化学成分が肌表面のタンパク質を分解し、肌のバリア機能を低下させる働きを持っているからです。

その状態のままでいると、カサカサと皮が剥けるなどの症状が出ることも。

肌への影響は個人差がありますが、乾燥肌にはこういった原因もあることを覚えておきましょう。

化粧水のあとにフタをしない

乾燥肌が気になる男性は、化粧水を使っている方も多いのでは？
実は乾燥肌のスキンケアは、化粧水だけでは足りません。

先ほどもお伝えしたように、乾燥肌は水分と油分が不足することによって引き起こされます。
そのため水分を与えるだけではすぐに蒸発してしまい、肌内部に潤いをキープできません。

化粧水で肌に水分を与えたあとは、油分を含んだ乳液やクリームでフタをしましょう。
ベタつくスキンケアは苦手な男性も多いかもしれませんが、乾燥肌対策には必要不可欠なことでもあります。

顔をやたらと触る人

ついつい気になって顔を触ること。
それが乾燥肌の原因になっているかもしれません。

繰り返しになりますが、顔の皮膚はとても敏感で、ちょっとした刺激からもダメージを受けてしまいます。
手で顔を触る時の摩擦も、ダメージの一因に。

また顔を触ることで手についた雑菌が顔につき、乾燥肌や肌荒れの原因になることも。

肌の再生システムの乱れ

自然に新しい細胞が生まれ、肌のバリア機能が保たれますことをターンオーバーといいます。
こちらが正常であることが、美肌を保つ条件のうちの一つです。

肌のターンオーバーが乱れると、角質層の並びが乱れ細胞の隙間から水分が蒸発しやすくなります。
また外部刺激も肌内部に届きやすくなり、さらに肌荒れや乾燥肌を深刻化させることも。

乾燥するメンズ肌の改善策

男性の乾燥肌を改善する方法をご紹介していきます。
人によって効果がある方法や効く化粧品は異なるので、様々な方法を試しながら自分にあったものを見つけてみてください。

正しい方法で洗顔する

顔の乾燥肌や粉ふきが気になる方は、正しい洗顔方法を実践するところから始めてみましょう。

乾燥肌を予防するには、とにかく肌に刺激を与えず、よく洗顔料を泡だてて洗うことが有効です。
泡がついた手を下に向けても落ちないくらいの、濃密な泡を作ってから洗いましょう。

また予洗いやすすぎにはぬるま湯を使い、熱いお湯で皮脂を落とし過ぎないことも大切です。

化粧水のほかに乳液やクリームでも保湿する

先述した通り、乾燥肌の防止には化粧水だけでは不十分です。
油分を含んだ乳液やクリームでフタをして、水分の蒸発を防ぎましょう。

男性向けの基礎化粧品ブランドは、べたつきが気にならないさっぱりした仕上がりのものが多いですよ。

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美容オイルを化粧水に混ぜる

化粧水の後に乳液やクリームの重ね付けが面倒な男性におすすめなのが、美容オイルを化粧水に混ぜる方法。
水分と油分を同時に補うことができるので、簡単に乾燥肌対策ができます。

ご紹介するベビーオイルのほか、ホホバオイルやアルガンオイルといった天然オイルを混ぜるのもおすすめ。
使用直前に手のひらで混ぜても、先にボトルに入れて混ぜておいても、どちらでも大丈夫です。

ただし、ボトルで混ぜる場合はオイルが分離してしまうので、使用前によく撹拌しましょう。

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ひげそりの際はアフターケアも忘れずに

男性の毎日の習慣であるひげそりは、肌へのダメージが非常に大きいです。
そのため、ひげそり中のケアとアフターケアは、乾燥肌対策のためにとても大切。

ひげそり中はよく切れるカミソリとシェービングジェルを使い、肌を傷つけないように心がけましょう。
さらに、アフターケアも忘れず、洗顔後と同じようにしっかりと保湿ケアをするのが大切です。

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紫外線を避ける

乾燥肌対策のためにも、紫外線ケアは必須。
特に外で活動することが多い男性は、普段から日焼け止めを使い帽子や日傘も使って紫外線を防ぎましょう。

紫外線は、乾燥肌だけではなくシミ・シワ・皮膚がんなど多くの肌トラブルの原因です。

さらに、紫外線ダメージは肌内部に蓄積していきます。
そのため、若い頃から欠かさず紫外線ケアをしておくことが、いつまでも美肌で若々しくいるためのポイントです。

顔パックでケア

特に乾燥が気になる時や、紫外線ダメージを受けてしまった時のスペシャルケアにはパックがおすすめ。
保湿成分が角質層の奥まで浸透し、長時間潤いを持続させます。

近年は、男性の肌に合わせて開発された男性向け顔パックもありますので、美肌のスペシャルケアをしてみましょう。

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加湿器を使う

空気の乾燥は、肌の水分が奪われてしまう原因です。
そのため乾燥が気になる時には加湿器を使うと、肌が水分を保ちやすくなって乾燥肌を予防できます。

肌のために最適な湿度は、夏は40%前後、冬は50〜60%ほどです。
これは空気の温度によって飽和水蒸気量が違い、同じ湿度でも空気中の水分量が違うため。

季節ごとに加湿器の設定を変え、肌に優しい湿度を保つようにしましょう。

美顔器を使う

自宅で乾燥肌を集中ケアするには、美顔器がおすすめです。
スチーマーや光美顔器など、豊富なラインナップが販売されています。

その中でおすすめなのは、肌の奥深くまで水分を届けるナノスチーマー。
水分が細かな粒子になって肌に浸透するので、根深い乾燥肌にも効果抜群です。

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皮膚科に相談する

肌がかゆい、粉をふくなど深刻な乾燥肌は、皮膚科に相談するのがおすすめ。
皮膚科で処方される薬は、自己流のケアよりもてきめんに効果が出る場合があります。

保険適用の薬なら高価な化粧品を買うより安く、結果的にコスパがいいという場合も。

また、何ヶ月も治らない乾燥肌は皮膚科に相談しましょう。
「乾燥肌くらいで病院なんて」と思わず、症状が悪化する前に相談するのが大切です。

エステで本格的な管理

お金と時間に余裕がある場合は、エステで本格的に管理してもらうのもおすすめ。
エステでの乾燥肌ケアの料金は、1回2,000〜20,000円ほどと幅広いです。

エステに行けば、フェイシャルケアだけでなく、普段の食生活など生活習慣のアドバイス・管理もしてもらえます。

短期間でしっかり乾燥肌を治したい男性や、美肌を保つ生活習慣を身につけたい男性におすすめの方法です。

まとめ

乾燥肌は、悩まされている人が非常に多い一般的な肌トラブル。

様々な原因があるだけに、効果がある改善方法も人によって異なります。

まずは、自分の乾燥肌がどんな原因から起こっているかを知り、根本改善を試みましょう。

セルフケアだけではなかなか良くならない場合は、皮膚科やエステサロンなどでプロに施術してもらうのもおすすめです。