男性でも年齢と共に目立ってくる白髪ですが、気になり始めた時期は白髪染めをしっかりしてしまうのもためらわれるので、ケアの方法に困る方も多くいます。
白髪が増えてきた時期にも、元々全体が白髪っぽい段階にもおすすめなのが白髪染めのカラートリートメントです。
お風呂に入るタイミングで白髪染めが行えるため、わざわざ時間を割かなくても良い、手軽な点がメンズ人気を集めています。
- 染料や成分による、白髪染め用カラーリンスの選び方が分かる
- 実際におすすめの白髪染め用カラーリンス10選を紹介
- 正しい白髪染めカラーリンスの使い方を説明
男性におすすめ!白髪染めリンスって?
白髪染めリンスは、白髪を黒や茶色に染めるカラーリンスの一種です。
使って即染まるわけでは無いものの、徐々に色が変わるため自然な印象に仕上がるのが特徴です。
ぽつぽつと目立つ白髪は、男性の見た目年齢を変えてしまう要素の1つです。
気になり始めた時期の白髪は本数も少ないく、白髪染めをするとかえって不自然な色になったり色ムラが出たりすることもあります。
白髪染めのカラーリンスはお風呂に入るタイミングで白髪染めができるので、わざわざ白髪染めのために時間を割かずに済み、見た目のケアに必要以上に時間を取られたくない男性からも好評のアイテムです。
メンズ用白髪染めリンスの選び方
まずは、メンズ向け白髪染めリンスの選び方をご紹介いたします。
自宅で楽に白髪染めができるメンズ用カラーリンスは、効果のメインを占める染料や他の成分に着目すれば、自分の生活スタイルや肌質に合ったものが選べます。
染料で選ぶ
メンズ用カラートリートメントの主役とも言える染料は、
- 「塩基性染料」
- 「植物染料」
- 「HC染料」
の3種類に大きく分けられます。
それぞれ白髪染めとしての染めやすさや、肌へのやさしさなどに特徴があります。
白髪染めリンスのほとんどは塩基性染料
「白髪染めリンス」という名称で販売されているメンズ用カラートリートメントの大半は、塩基性染料を使用しています。
塩基性染料はアルカリ性の成分の染料で、着色力が強く、染まる色も鮮やかであるため、濃い色に染める必要のある白髪染めに向いていることがその理由です。
成分へのこだわりが強くなく、しっかり染まることを求める男性には塩基性染料を使ったカラートリートメントをおすすめします。
天然成分がいい人は植物染料
白髪染めのカラートリートメントに限らず、肌への影響や天然成分にこだわる男性には植物染料を使ったメンズ用カラートリートメントがおすすめです。
植物染料は成分が天然由来であるだけでなく、染料そのものにもトリートメント効果があります。そのため、髪と頭皮に負担がかからないので敏感肌の男性が使うのにも向いています。
早く染めたい人はHC染料
HC染料は白髪染めなどの染料の中でも比較的新しい種類の染料で、刺激が少なく、染まるまでに要する回数が少なくて済むのが特徴です。
アルカリ性の塩基性染料でかぶれるタイプの肌質もHC染料であれば問題ないこともあるため、見える白髪がとにかく気になる方にはHC染料を使用したメンズ用カラートリートメントをおすすめします。
入浴時間に近い放置時間のものを選ぶ
トリートメントの放置時間は、普段の入浴時間と近い方が良いです。
白髪染めのカラートリートメントは、商品によってトリートメントをつけてから放置する時間が異なります。
普段からしっかり湯船につかる男性なら放置時間が長いものも無理なく使えますが、シャワーで手早くお風呂を済ませる男性には放置時間が長いものは向いていません。
白髪の量に合わせてコスパで選ぶ
白髪染めのカラートリートメントの使用量は、白髪そのものの量に影響されます。
髪が多い男性や、白髪が全体的にある場合は白髪染めも多く使うため、コストパフォーマンスの良さも商品選びの大切な要素です。
反対に短髪の男性や、白髪の量も少ないのであれば、多少高価でも品質にこだわった方が見た目が良くなります。
成分の安全性で選ぶ
メンズ用カラートリートメントは日常的に使うアイテムであるため、安全性が高い成分が使われていることも重要です。
カラートリートメントなら通常の白髪染めと比べてマイルドな成分を使っていることが多いですが、安全性を気にするのであればアレルギーや接触性皮膚炎につながりやすい成分はなるべく避けるようにしましょう。
- パラフェニレンジアミン
- シリコーン
- パラペン
トリートメント成分が入っているものを選ぶ
白髪を染めることがメインの目的であるメンズ用カラートリートメントですが、トリートメント成分が充実していれば白髪染めと髪のケアまでできて一石二鳥です。
髪に良い植物オイルや地肌にも効果的な保湿成分など、様々な種類や目的のトリートメント成分があります。
迷ったときには、悩みを解決してくれるトリートメント成分が入ったものを選ぶことをおすすめします。
メンズ用白髪染めリンスおすすめ10選
染料や放置時間、コストパフォーマンスなどメンズ用の白髪染めリンスには様々な選定基準があることが分かった上で、おすすめの商品を10点選んでご紹介します。
LPLP ヘアカラートリートメント
出典:Amazon
- ブランド名:ルプルプ
- 価格:3,000円/200ml
- カラー展開:ソフトブラック、モカブラウン
- 放置時間:20分
- 染料:塩基性染料
- 安全性:★★★★★
- 生産地:日本
LPLP ヘアカラートリートメントは、しっかりカラーリングできるよう成分配合が考えられている上、テクスチャーにもこだわって作られているカラートリートメントです。
色はいかにも白髪染めといった仕上がりにならないソフトな印象のブラックで、男性でもしっくりくるい自然な色合いが出せます。
また、髪に良いと言われる5種類の植物オイルの他に「ルプルプ Wフコイダン」と「ヒアルロン酸」を配合し、保湿には力を入れています。
刺激となる成分も少ないので、白髪染めをしながら安心して髪のケアをできるカラートリートメントとしておすすめです。
LUCIDO スピーディカラーリンス
出典:Amazon
- ブランド名:LUCIDO
- 価格:731円/160ml
- カラー展開:ナチュラルブラック、ダークブラウン
- 放置時間:3分
- 染料:塩基性染料
- 安全性:★★★★
- 生産地:日本
LUCIDO スピーディカラーリンスは、放置時間がわずか3分のカラーリンスで、お風呂はシャワーだけという男性でも白髪染めができるのが魅力です。
シャンプーの後水気を軽く取った髪につけてなじませ、放置したらすすぐだけで完了。
日常的に使える白髪染めを求める方にはぴったりのメンズ用カラーリンスです。
5日間続けて使い続けることで白髪染めとしてすぐに効果を発揮するカラーリンスなので、早めに変化が欲しい人にもおすすめ。
髪にハリやコシが出るよう浸透性アミノ酸を配合しており、髪を全体的に若々しく見せることができる商品です。
ANGFA スカルプD ヘアカラーコンディショナー
出典:Amazon
- ブランド名:アンファー
- 価格:2,343円/150ml
- カラー展開:ナチュラルブラック、ディープブラウン
- 放置時間:5分
- 染料:HC染料、塩基性染料
- 安全性:★★★★★
- 生産地:日本
ANGFA スカルプD ヘアカラーコンディショナーは、簡単に使えてしっかり染まる、基本に忠実なメンズ用カラートリートメントです。
白髪染めの効果が早く出るHC染料も使用しているので、確実かつ手早く染めることができます。
男性の頭皮ケアに配慮もしており、頭皮を健やかに保つための黒豆豆乳発酵液、染料での炎症を防ぐために抗炎症作用のあるアラントインやグリチルリチン酸2Kといった成分を配合しています。
髪に塗るための専用ブラシも付属しているので、カラートリートメントの色素が手につかないか心配な方でも安心して使えます。
ホーユー メンズビゲン カラーリンス
出典:Amazon
- ブランド名:ホーユー
- 価格:821円/160ml
- カラー展開:アッシュブラック、ナチュラルブラック、ダークブラウン
- 放置時間:3分
- 染料:塩基性染料、HC染料
- 安全性:★★★
- 生産地:日本
「メンズビゲン カラーリンス」は、男性が日常生活の中で使用しやすいよう、放置時間を3分にまで縮めたメンズ向けカラートリートメントです。
短い時間ですぐに白髪染めができるだけでなく、髪を保護するためにタウリンやテアニン、アスパラギン酸を配合することで、髪そのものも健やかに保ちます。
元の髪色や印象に合わせやすいよう、3色にカラー展開をしているので、従来の白髪染めやカラートリートメントでは色に納得がいかなかった方にもおすすめです。
利尻ヘアカラートリートメント
出典:Amazon
- ブランド名:ピュール
- 価格:2,712円/200ml
- カラー展開:ダークブラウン、ブラック、ナチュラルブラウン、ライトブラウン
- 放置時間:10分
- 染料:HC染料、植物染料
- 安全性:★★★★★
- 生産地:日本
「利尻ヘアカラートリートメント」は、天然由来の成分を豊富に使っている白髪染めカラートリートメントです。
できるだけ髪や地肌にやさしいカラートリートメントとなるよう、染料はHC染料と植物染料を使用しています。
特に植物染料は、シコンやクチナシ、ウコン、アナトーとバリエーション豊かな内容で、髪をいたわりながら白髪染めができます。
さらに、利尻ヘアカラートリートメントは美容成分として利尻昆布やユズエキス、ローズマリーなど28種類の植物由来成分を配合しており、意外と乾燥しやすい男性の頭皮や髪も保護する効果があります。
白髪染めと髪や地肌の保護、髪の補修など全て兼ね備えたカラートリートメントを求める方におすすめします。
テンスター ヘナカラーコンディショナー for MEN
出典:Amazon
- ブランド名:テンスター
- 価格:900円/178ml
- カラー展開:ナチュラルブラック
- 放置時間:5分
- 染料:塩基性染料、HC染料
- 安全性:★★★★★
- 生産地:日本
テンスター ヘナカラーコンディショナー for MENは、ヘナエキスを配合したやさしい白髪染めを意識したメンズ用カラートリートメントです。
ヘナエキスは髪にハリやコシを与える効果もあるため、白髪と共に髪が細くなってきたように感じる男性にも向いています。
刺激となりやすいジアミン系化合物やパラベン、シリコーンは不使用なので、肌が弱く地肌への影響が心配でも安心して使用できます。
染料にはHC染料や塩基性染料も使用しており、気になる白髪も数回の使用で早く染まります。
染める手間はできるだけ省き、かつ髪や地肌に負担のかからないメンズ用カラートリートメントと言えます。
Sarajina 白髪ぼかし
出典:Amazon
- ブランド名:サラジーナ
- 価格:2,970円/200ml
- カラー展開:ソフトブラック
- 放置時間:5分
- 染料:植物染料
- 安全性:★★★★
- 生産地:日本
「Sarajina 白髪ぼかし」は、ナチュラルな植物染料で白髪染めができるカラートリートメントです。
放置時間も5分と短いので、カラートリートメントに初めて挑戦する男性にもおすすめです。
白髪染め以外のトリートメント成分の充実も意識されており、特に頭皮ケアに繋がる成分を多く配合しています。
ヘナに加えて、ヘマチン、セラミドを配合して、健やかな髪が生える地盤としての頭皮を守る効果を狙っています。
白髪染めカラートリートメントで気になりやすいのは染料による独特のにおいですが、植物染料を使っていることもあり、爽やかな香りで不快感なく使用できます。
ポリピュアEX ヘアカラートリートメント
出典:Amazon
- ブランド名:ポリピュア
- 価格:3,900円/150ml
- カラー展開:ナチュラルブラック、ダークブラウン
- 放置時間:5分
- 染料:塩基性染料、HC染料
- 安全性:★★★★★
- 生産地:日本
ポリピュアEX ヘアカラートリートメントは、スカルプケアグッズ並の頭皮ケア成分が配合された白髪染めカラートリートメントです。
植物幹細胞エキスやキャピキシルなどの頭皮の保湿と保護に関わる成分を使用して、白髪染めを行いながらメンズの頭皮環境も整えて外と中の両方から黒く健やかな髪を保つ工夫をしています。
ポリピュアEX ヘアカラートリートメントはこれから生える髪が白髪にならないように働きかける役割も果たしてくれるので、先の長い白髪ケアを行いたい男性から人気のメンズ用カラートリートメントです。
KAMIKA カラートリートメント
出典:Amazon
- ブランド名:KAMIKA
- 価格:4,378円/200ml
- カラー展開:アッシュブラウン、ローズブラウン
- 放置時間:10分
- 染料:塩基性染料
- 安全性:★★★★★
- 生産地:日本
KAMIKA カラートリートメントは、真っ黒ではなく柔らかい印象の髪色に仕上げたい方におすすめの白髪染めトリートメントです。
色の展開はアッシュブラウンとローズブラウンなので、元の髪色が真っ黒ではない男性は特に、自然な染め上がりになります。
また、保湿成分や頭皮ケア成分が豊富なのも特徴です。
頭皮のフケやかゆみを抑えるためのボタニカルエキス、しっとりさらさらとした髪になるようハチミツやフルーツ幹細胞エキスが配合されています。
髪の悩みとして、白髪だけでなく頭皮の乾燥やフケも気になっているのであれば、KAMIKA カラートリートメントでのあらゆる悩みをまとめてのケアがおすすめです。
大島椿 ヘアカラートリートメント
出典:Amazon
- ブランド名:大島椿
- 価格:2,480円/180ml
- カラー展開:ナチュラルブラック、ダークブラウン
- 放置時間:5分
- 染料:塩基性染料、HC染料
- 安全性:★★★★★
- 生産地:日本
「大島椿 ヘアカラートリートメント」は、傷んだ白髪を染めながらも、しっとりとした健康な状態に導いてくれる成分を配合しています。
髪のケアに使われる椿油に加え、ツバキセラミドや加水分解シルクが配合されているため、白髪染め以外のトリートメントとしての役割もしっかり果たしてくれます。
ジアミンやパラペンも使用していないので、安心して使うことができます。
専用ブラシがついているため、男性の短髪でも手を汚さずに使える便利なカラートリートメントです。
うるおいのある、若々しい印象の髪にしたいのであれば、大島椿 ヘアカラートリートメントをおすすめします。
メンズ向け白髪染めリンスの使い方
メンズ向け白髪染めリンスは通常のリンスとは役割や成分がやや異なります。
正しい使い方で、より効果的に白髪染めができます。
男性でもシャワーキャップなどを使うと、水ハネも防げてより効果的です
髪染めリンスの染まりが悪ければ
白髪染めリンスを使ってみても効果があまり実感できない、染まりが悪く感じる男性には、カラーシャンプーやヘアカラーなど他の方法もおすすめです。
カラーシャンプー
カラーリンスと合わせて、メンズ用カラーシャンプーを使えばより染まりやすくなります。
シャンプーは男性もほぼ毎日行うものなので、洗髪することで徐々に白髪染めできるカラーシャンプーは、日常の身だしなみに簡単にに取り入れられます。
カラーシャンプーはカラートリートメント以上に毎日頭皮に接触するため、成分の安全性にはより注意して選びましょう。
泡ヘアカラー
泡ヘアカラーは、従来の白髪染めと違い、泡を髪に乗せてカラーリングを行うアイテムです。
泡タイプなので、髪の根本などカラートリートメントや従来のカラー剤ではきれいにつけるのが難しい場所でも染めやすいのが特徴です。
泡ヘアカラーの染料はカラートリートメントに比べて強い成分が多いため、敏感肌の男性は慎重に使う必要があります。
白髪隠し・ヘアマスカラ
白髪隠しやヘアマスカラは、髪の表面に色素を塗るため、気になっている白髪を一瞬で隠してくれます。
短髪であればヘアマスカラを少々使えばほぼ全体をカバーできることも多いので、急いで対処したい時にもおすすめです。
白髪染めカラートリートメントと違って髪に色をつける継続的な効果は無いので、髪を洗えばすぐ落とせます。
まとめ
メンズ向けカラートリートメントは、本格的な白髪染めを使うほどでは無い白髪や、目立たせたくないので日々のケアで少しずつ対処したい白髪に特におすすめです。
敏感肌でかぶれやすく、通常のカラー剤は合わないことの多い男性も、成分に配慮したカラートリートメントでなら問題なく白髪染めができることもあります。
染料やトリートメント成分など、それぞれの商品の特徴を見極めて自分に合ったカラートリートメントを選びましょう。
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