今回は、どろぼうひげに悩む人のために、どろぼうひげがどんなものか、生える原因や、その対処法について紹介していきます。
どろぼうひげがどうして生えるのか分からない方、どろぼうひげを未然に防ぐ方法や、対処法について知りたい方は、ぜひ一度こちらの記事を読んでみてください。
きっと、どろぼうひげについて理解が深まると思いますよ。
- どろぼうひげについて知れる
- どろぼうひげの原因について知れる
- どろぼうひげの対処法について知れる
目次
そもそもどろぼうひげって何?
「どろぼうひげ」とは、脱毛直後、特に、レーザー脱毛後にできやすい毛根の残りがひげのように見えることを言います。泥棒の髭のように見える青ひげのような状態のことです。
レーザー脱毛を受けた直後は、髭剃りを行った後のようにすっきりした状態にはならず、少し毛根だけが見えているような状態になることが多いです。
この残った毛は剃ることができず肌の間に埋もれてしまっていて外に出られず、存在だけがうっすらと見えているのです。
そのため、このような状態がまるで青ひげの生えたどろぼうのように見えてしまっていることから、「どろぼうひげ」と呼ばれているのです。
どろぼうひげが生える原因
どろぼうひげが生える原因は主に2つのパターンがあります。
髭の焼け残り
レーザ脱毛では、メラニンの黒い色にレーザを照射し、反応させて毛根の中にある毛母細胞を壊していきます。このときに毛母細胞が残ると、それが少し焼けた髭が肌の中に残った状態になってしまい、どろぼうひげとなるのです。
この髭は全ての毛がすぐに表面に出てくるわけではありません。加えて一度レーザーを照射された髭は柔らかくなっている場合が多くなっています。そのため、出てきていても、うまく剃ることが難しいこともあります。
また、実際に肌表面に出てくるまでには時間がかかりますので、この肌表面に出てくるまでの期間が青髭のようにみえるわけです。
焼け焦げた毛が毛穴に残っている
毛母細胞を破壊できても、レーザーで焼け焦げた髭が毛穴から肌表面に出ることができずに毛穴に残ってしまう場合があります。肌表面が刺激を受けてしまうと毛穴は閉じてしまうのです。
髭が抜け落ちるスピードは毛穴の状態によってばらつきがある、「どろぼうひげ」が続く期間や見え方にも違いが現れます。
知っておこうレーザー脱毛の仕組み
医療脱毛使われているレーザーは、ほくろなどにも含まれる黒いメラニン色素に反応するように作られています。
レーザーがメラニンに反応すると熱を発し、その熱が毛根まで伝わって毛の組織を破壊してくれるのです。
この時、表皮や周辺の組織・細胞にはダメージはありません。
なぜなら、基本的にはメラニンの色素以外に反応しないからです。
そして、一度破壊された組織は回復することはないのです。そのため、永久脱毛のような効果が得られるのです。
ステップ1
メラニンによって、毛の黒い色に熱が吸収され、毛根部分に集まります。
ステップ2
レーザーを照射していきます。レーザーを当てたところに熱が伝わります。この熱が毛が生えてくる元になる毛根を組織を破壊します。
一度でも破壊された毛根からは二度と毛が生えてくることはありません。
ステップ3
毛根が破壊されて、組織が死ぬと自然とそこから生えていた毛が抜け落ちていきます。
どろぼうひげの生える期間
「どろぼうひげ」はどれくらい続くのかご存知でしょうか。「どろぼうひげ」が続く期間は、一概に同じではなく、個人差があります。また、照射を受けてきた回数によっても違いがあります。
早い場合だとは3日ほどで抜け始めます。そして、個人差もありますが、ほとんどの場合、1週間ほどでスッキリすると言われています。しかし、長い人だと2~3週間ほど続く場合もあります。
また、表面に出てきていて、目に見える部分の髭は全体の髭の7~8割程度です。レーザー脱毛をすると髭がすべて一度になくなるようなイメージがある人もいるようですが、実際はなかなかスムーズにはいきません。たとえその7~8割を上手く脱毛できたとしても、残りの2〜3割が後に出てくることになります。
どろぼうひげができた時の対処法は?
この章では、どろぼうひげができてしまった時の対処法について紹介していきます。どれも簡単にできる対処法ですので、気をつけていても、「どろぼうひげ」ができてしまったという時にはこちらを試してみてください。
コンシーラーで隠す
男性用の化粧品としてよく知られるコンシーラーを使ってどろぼうひげを隠してしまう方法です。コンシーラーを隠したい場所に塗り込むことでどろぼうひげを隠すことができます。
メリット
コンシーラーで隠すメリットとしては、とにかくさっと必要な時に、コンシーラーを隠したい場所に塗るだけで、どろぼうひげをか隠せてしまうところです。
例え、一日の途中でコンシーラーが取れてしまったとしても、コンシーラを持ち歩いておくだけで、その場で身だしなみをと問えてくれます。
デメリット
デメリットとしては、あくまで対処法であり、どろぼうひげ の根本的な解決には繋がらないということです。毎回、必要な時にコンシーラーを使用する必要がありますし、いちいちする手間が面倒という方にはあまりおすすめしません。
メンズアクネバリア
出典:Amazom
- 価格:1,404円
- メーカー:テラコートリル
- カラー:スポーティ(日焼けした肌色)、ナチュラル(標準的な肌色)、ライト
メンズ向けのコンシーラー。お値段もお手頃で使いやすい。またどこでも使えるスティックタイプなので場所を選ばず使用できます。
ニキビ対策にも、役立つこの一本で持ち歩いておけば、お肌の心配は無用です。
マスクをつける
単純な方法でありますが、どろぼうひげができてしまって気になる時には、マスクを着用することも有効でしょう。
最近では、ほほ全体をしっかりとカバーできるマスクの商品も増えてきているので、ぜひ一度そちらを使用してみてください。ただ、マスクをすることで、メリットとデメリットもあるので、確認してみてください。
メリット
メリットとしては、顔全体をすぐに隠すことできることです。処理する時間があまりなく手間がかけられない時にはすぐに役に立つアイテムです。
また脱毛の施術後は肌がダメージを受けているので保湿が必要です。そんな時にもマスクは役に立ちます。マスクは自分の息がマスク内で循環するので、喉を潤す効果がありますが、もちろんマスクで覆われている肌にとっても保湿の役割を担ってくれます。
そのため、どろぼうひげを隠しながら、肌のケアもしっかりしたいという方にはおすすめの対処法となります。
デメリット
一方でデメリットとしては衛生面が挙げられます。
食事をする時など、マスクを外している方がほとんどだと思いますが、マスクに付着している菌はその時に一気に増殖します。そのため、一度使用していて外したマスクを使用すると、増殖した菌によって肌が荒れてしまう可能性が出てきてしまいます。
できるだけ新しいものを使用するようにしましょう。
ヒゲを剃る
ヒゲを剃ることでも、どろぼうひげを防ぐことができる可能性があります。どろぼうひげの原因は前章でも説明したように脱毛後に焼け残った毛が毛穴に残ってしまうことでできてしまいます。焼け残った毛だとしても、時間が経つと自ずと表に出てきます。そのため髭を剃ることで処理できることもあります。
メリット
メリットとしては、脱毛を受けられるような方達は、普段からヒゲを剃る習慣があるかと思います。そのため、普段のようにヒゲの処理をしているだけでどろぼうひげの対処できる可能性があります。特に最近の髭剃りは、毛穴に埋まってしまっている毛をうまく出しながら剃ってくれる優れものもあるのでそちらを使ってみるのも良いでしょう。
デメリット
どろぼうひげとはあくまで毛穴に焼け残ったものであるため毛穴の奥深くに残ってしまっていると剃れない場合もあります。
ジレット プログライド パワー
出典:Amazom
- 価格:784円
- メーカー:ジレット
ジレットが製造しているカミソリ。顎の角度に合わせて歯が動くので剃り残しが少ない、ジレット史上最高の剃り心地。きっと、もうこれ以外では、髭が剃れなくなるほどの剃れ具合を実現。お値段もお手頃で購入しやすいアイテムです。
脱毛前後で気をつけるべきこと
こちらの記事では、レーザー脱毛を受ける前後で気をつけるべきことについて解説していきます。特に脱毛を受ける前から肌の手入れをするしている方は多くないと思います。
しかし、実際は手入れしているかいないかで、脱毛後の肌の状態にも大きく影響してきます。そのため、脱毛後のケア以上に受ける前から、気をつけておくべきことについて知っておきましょう。
日頃から保湿をする
どろぼうひげの状態を緩和するためには、前後のケアを怠らないことがとても重要です。
必ず、保湿を行いましょう。
そうでなくとも、脱毛ごは肌が乾燥しやすくなり、赤みができてきやすい状態となっています。そのままケアを怠っていると毛嚢炎を起こしてしまうこともあります。
お肌が乾燥しているときは肌のバリア機能が弱まってしまうために、外的刺激によって肌ダメージを受けやすい状態になってしまいます。肌表面が傷ついていると、毛穴に詰まった焼け残りの毛が取れにくくなってしまいます。
日焼けをしない
また、普段から日焼けには気をつけてください。
レーザー脱毛後の肌には気をつけてください。脱毛後は肌が敏感日焼けをするとかなり肌に刺激を感じます。肌が敏感になって、痛く感じるだけでなく、日焼けのせいでレーザー照射で施術が受けられなくなってしまう可能性があります。
レーザーは、黒いものに反応するように作られていると前章でも説明しました。レーザーがメラニンから成る黒い部分に反応して、毛根の毛母細胞を破壊してくれるのです。
しかし、日焼けをすると、そのメラニン色素が増えてしまうのです。その結果、肌の毛根が存在しない部分にまで、レーザーによるダメージが及んでしまう可能性が出てしまします。
そうなってしまうと、レーザー照射ができない範囲ができてしまうのです。
男性でも肌の健康を意識して、肌を普段からきれいに保つことはとても大切です。外出時には帽子をかぶるようにするなど、帽子をかぶれないシーンでは、日焼け止めを利用するなどしましょう。そうした一つ一つのケアが肌を守ってくれます。
施術箇所をむやみに触らない
髭脱毛後の肌は、とても敏感になっています。そのため、かゆみを感じることもあるかと思いますが、むやみに触らないようにすることがとても大切です。
肌トラブルにつながってしまうのは、肌が敏感になっているときに肌に刺激を与えてしまうからです。肌トラブルを防ぐためにも気をつけて欲しいのは以下の3点です。
毎日の洗顔で肌に負担をかけない!
髭脱毛の後は、肌に負担がかからないような洗顔をすることが大切です。
肌を傷つけないように、洗顔はしっかりとあわ立てて使用してください。また、肌が石鹸などが残ることがないよう、丁寧にと洗い流すことも大切です。
ぬるま湯で優しく洗い流す!
32℃から34℃くらいの温度にしているぬるま湯を使ってください。
手ですくって肌にバシャバシャとかけ、洗い流すようにしてください。ぬるま湯を使うポイントは、これを使うと擦らなくても1日で使用した洗顔料や生活の中で付着した肌に不必要な油分などをきれいに洗い流すことができるところです。
熱いもしくは、冷たい水ではいけない理由としては、熱いお湯を使ってしまうと、必要以上に肌の油分を洗い流してしまいます。そのため、無駄に肌の乾燥を加速させてしまいます。一方で、冷たい水を使うと毛穴がきゅと引き締まってしまいます。こうすると毛穴の汚れが取れない可能性が出てきます。必ず、ぬるま湯を使って洗い流すようにしましょう。
ふき取る時も丁寧に!
ふき取るときもタオルでゴシゴシ擦ってしまわないようにしましょう。肌にダメージを与えてしまいます。
肌にダメージを与えずにふき取ることができるガーゼタオルを使って、肌をトントンとするようにして水分をふき取るようにすると肌へ負担を掛けません。
肌あたりの優しいタオルありますが、その手のタオルは、毛足も長いのでタオルの繊維が肌に残ってしまうこともあります。ガーゼタオルだとタオルの繊維が肌に残る心配もないので、ぜひ一度使ってみてくださいね。使いやすくてハマると思いますよ。
温めない
レーザー脱毛後は、温めすぎないようにすることも大切です。血行が促進されると脱毛後の肌が熱を持ち、熱くなることがあります。
レーザー脱毛を受けた日は、シャワーだけ浴びるようにしましょう。血行が良くなることで肌がほてって赤みがでたりします。もし、かゆくなってしまった場合は、冷たいタオルで冷やすようにしましょう。そうして、症状を緩和させることが大切です。
レーザーは毛根を破壊するだけの力がある分、肌にとっての負担も思っているよりも大きいものとなっています。毛がなくなっても肌を傷つけてしまっていては意味がありません。肌にとってもいい効果を得られるように、しっかり冷やすことが重要です。
まとめ
今回は、どろぼうひげについて、どろぼうひげが生えてしまう原因や、その対処方法などについて紹介していきました。
どろぼうひげはレーザー脱毛での施術後のケアをするのはもちろん重要なことですが、普段から肌の状態を健康に保っておくこともそれと同様に重要だということを理解していただけたでしょうか。
どろぼうひげが生えてしまう原因について理解できた人、どろぼうひげをどう対処すれば良いかわかった人は、さっそくどろぼうひげをなおしてみてくださいね。
きっと、この記事をみる前とは見違えるほど、どろぼうひげが気にならなくなると思いますよ。