ニードル脱毛とは?メリットや体験OKなおすすめサロン紹介

脱毛と一口に言っても、その方法は様々。
その中でも歴史が長く、定番の脱毛方法となっているのが「ニードル脱毛」です。

しかし、実際にニードル脱毛とは何なのか、他の脱毛方法とどんな違いがあるのかはご存知でしょうか?

ここでは、ニードル脱毛の仕組みやメリット・デメリット、体験ができるサロンなどをご紹介いたします。

ニードル脱毛とは?

ニードル脱毛とはその名の通り針を用いた脱毛法。
毛穴にごく細い針を刺し、電流を流します。するとその毛根は壊され、そこから毛は生えてこなくなります。

一度破壊された毛根から再び毛が生えてくることはほとんど無いため、完全な「永久脱毛」とされています。

「針脱毛」や「美容電気脱毛」という言葉を耳にしたことのある方もおられるかと思いますが、これらはニードル脱毛の別称であり、内容は同じです。

ニードル脱毛の効果や仕組みを解説

はじめに少し触れましたが、ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)は毛の生えている一つ一つの毛穴に針を挿入し、電流を流して毛根部および毛母細胞を焼く脱毛方法です。

電流によって焼かれた毛根部および毛母細胞は破壊され、再生することはまずありません。

そのため、一度ニードル脱毛で施術した毛穴からふたたび毛が生えることはなく、「本当の永久脱毛」と称されることもあります。

ちなみに、一口にニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)と言っても、細かく種類があります。

  • 電気分解法:最初に開発された針脱毛
  • フラッシュ法(高周波法):スピードが速い
  • ブレンド法:電気分解法と高周波法の合わせた方法
  • 絶縁針脱毛:針がコーティングされており、肌へのダメージが少ない

現在ニードル脱毛・針脱毛・美容電気脱毛を謳っている脱毛サロンは、「フラッシュ法」または「ブレンド法」を導入しているところが多いです。

なお、「絶縁針脱毛」の施術ができるのは医師または看護師の資格を持つ人のみのため、医療機関(クリニック)でしか受けることができません。

ニードル脱毛のメリット・デメリットを紹介

ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)は一度施術した毛穴から発毛することがなくなるため、効果に関しては定評があります。

しかし、一方で「痛い」「時間がかかる」といった噂も…。

ここでは、ニードル脱毛のメリットとデメリットを徹底検証いたします。

ニードル脱毛のメリットはこれ!

ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)の代表的なメリットは、以下の3つ。

一つずつ解説いたします。

①細かいヒゲのデザイン脱毛に対応できる

ニードル脱毛は1本ずつ施術していくため、仕上がりのデザインにこだわりたいときもOK。
ヒゲはもちろん、VIOなどでも思うままにできます。

医療レーザー脱毛やフラッシュ脱毛である程度薄くしてから、ニードル脱毛で細かい部分を仕上げる、というようにされている方もおられます。

②肌色・肌質に問わず脱毛できる

医療レーザー脱毛やサロンのフラッシュ脱毛は毛の黒い色素に反応します。そのため、日焼けやシミ・ほくろがある部分は火傷のリスクがあり、照射ができないことがあります。

ニードル脱毛なら毛根に直接働きかけられるので、元々の肌は関係ありません。

とはいえ、ダメージがある状態の肌に何かを行う自体が良いことでないため、なるべく肌トラブルはないようにしておくのが望ましいです。

③毛の色素が薄い人でも効果が期待できる

色素に反応する医療レーザー脱毛やサロンのフラッシュ脱毛は、金や産毛などの色素の薄い毛や白い毛には効果が発揮できません。

しかし、ニードル脱毛は毛穴に直接を針を通すため、毛の色関係なく脱毛が可能です。

ニードル脱毛にはデメリットも…

ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)には、次のようなデメリットも挙げられます。

①脱毛完了までに時間がかかる

ニードル脱毛は1本ずつ電流を流していくため、当然施術時間は医療レーザー脱毛やサロンのフラッシュ脱毛よりも長くかかってしまいます。

ニードル脱毛にかかる時間としては、ヒゲであれば15分間で100~150本程度。
ヒゲの本数の平均は約6千から2万5千と言われているので、すべてニードル脱毛するとなると何十時間もかかってしまうことになります。

②施術が痛い

ニードル脱毛は、医療レーザー脱毛やフラッシュ脱毛よりも痛みが強い脱毛法です。

毛抜きや注射に近いとよく言われており、それが一度の施術で100回以上繰り返されます。
そのため、中には途中で辞めてしまう人も…。

しかし、最近では脱毛機の開発が進み、またどのサロン・クリニックでも痛みを抑える対策をとっています。

「意外と痛くなかった」という声もよく聞かれるので、気になる方は体験プランのあるところを利用してみましょう。

③料金が高額になりやすい

ニードル脱毛は繊細な作業のため、施術者にも一定のスキルが必要となります。

さらに先述の通り時間もかかるため、他の脱毛方法よりも料金が高くなりがちです。

とはいえ、ニードル脱毛は一度施術した毛穴からは二度と生えてこない永久脱毛。
確実な効果を求めるのであれば、ある程度の出費は仕方のないことかもしれません。

ニードル脱毛と光脱毛・レーザー脱毛の違いは?

エステサロンやクリニックで行う脱毛といえば、光脱毛とレーザー脱毛があります。

ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)とはどのような違いがあるのでしょうか?

光脱毛の仕組み

光脱毛(フラッシュ脱毛)では、黒い色素に反応する光を肌に照射します。

毛穴にある黒い毛に照射すると、毛根が熱によってダメージを受け、発毛機能が阻害されます。

黒い色素に反応するということは、成長期の毛にしか効果が発揮できないということです。
そのため、毛周期に合わせて数回に分けて照射を行う必要があります。

レーザー脱毛の仕組み

医療レーザー脱毛の仕組みは、基本的には光脱毛と同じです。
黒い色素に反応するレーザーを、数回に分けて照射していきます。

光脱毛との違いは、そのパワー。レーザー脱毛の方が毛根に働く力は強いです。

しかし、光脱毛よりもパワーが大きいぶん、痛みが強い・料金が高いという面もあるため、どちらが優れているかははっきりとは言い切れません。

ニードル脱毛と2つの脱毛法の違い

先ほどご説明した通り、ニードル脱毛は毛穴に針を差し込み、毛根に直接電気を流す施術法です。

光脱毛とレーザー脱毛は皮膚の黒い色素(毛)を伝って作用するため、ニードル脱毛とは全く違います。

ニードル脱毛がおすすめな人は?

ニードル脱毛にはメリットもデメリットもありますが、特に向いているのはどんな人なのでしょうか?

①光脱毛やレーザー脱毛の効果が不満な人

毛の生え変わりのサイクル上、光脱毛や医療レーザー脱毛の一回の照射で効果が得られるのは、全体の20%程度と言われています。
そのため、数回照射しただけでは完全な無毛状態にはできません。

確実にツルツル・無毛の状態にしたいという方は、ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)の方が良いでしょう。

また、まず医療レーザー脱毛や光脱毛で毛の量を減らし、残った毛をニードル脱毛するというやり方もおすすめです。

②半永久的にムダ毛を処理したい人

ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)をした毛穴からは、再び毛が生えてくることはほぼありません。

前の項目でも述べた通り、光脱毛や医療レーザー脱毛では一度の照射ではツルツルにはならず、また毛が生えてきます。
特に、元々の毛根によっては光脱毛は一時的な抑毛にしかならないこともあります。

そのため、一度施術した箇所からは永久に毛が生えてきてほしくない!という方にも、ニードル脱毛はおすすめです。

③痛みに我慢強い人

先ほどお話した通り、ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)は痛みの強い脱毛方法です。

いくら効果が確実でも、痛みに耐えきれず途中でリタイアしてしまっては意味がありません。

ニードル脱毛は、痛みに強い・我慢ができる・鈍感な人に特におすすめです。

④白髪が気になる方

最近では、「介護脱毛(将来介護されるときに備えて行う脱毛)」という言葉も生まれ、脱毛はミドル・シニア層にも広がりつつあります。

光脱毛や医療レーザー脱毛は白い毛には効果が発揮できませんが、ニードル脱毛(針脱毛)なら毛の色は関係ありません。

ヒゲや陰部に白い毛が目立つようになってからでも施術可能です。

ニードル脱毛の料金体系について

実際にニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)を受けるとなると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

に分けて、簡単に料金体系をご紹介いたします。

①脱毛エステ・サロンの場合

ニードル脱毛を行っている大手メンズ脱毛サロンといえば、「メンズTBC」と「ダンディハウス」。
それぞれの料金をご紹介いたします。

メンズTBC

メンズTBC

※1本あたりの料金です

コースビジターメンバー
Hi-エピ145円121円
イシオスエピ132円110円
EZ02
エピ-M
132円110円

各コースの違いとしては、スタンダードな機器が「イシオスエピ」、より痛みの少ない機器が「Hi-エピ」、ヒゲ以外のボディ用が「EZ02エピ-M」となっています。

メンズTBCでは、まとまった本数で契約をした場合、1本ごとの料金が安くなるプランもあるようです。

脱毛した箇所に合わせてプランをオーダーメイドしてくれるので、まずはカウンセリングで相談してみるのがおすすめです。

ダンディハウス

ダンディハウス

ダンディハウス公式サイトには、料金表は記載されていません。つまり、直接ダンディハウスでカウンセリングを受け、見積もりを出してもらう必要があるということです。

ダンディハウスは体験プランも充実しているので、まずは気軽にカウンセリングで相談してみましょう。

②医療機関・クリニックの場合

ニードル脱毛を行っているクリニックの料金例をご紹介いたします。

部位時間料金
15分10,000円
脚・腕30分12,000円
ワキ15分7,000円

※こちらはあくまで一例です。正確な料金は各クリニックで確認してください。

ニードル脱毛の体験ができるメンズ脱毛エステ

ニードル脱毛のポイントは理解できたけど、いきなり決断はできないよ。

Good!

ニードル脱毛は決して安くはないため、このように思われている方も多いかと思います。

そこで、ここでは気軽にニードル脱毛を体験できるメンズ脱毛エステサロンを2つご紹介いたします。

①メンズTBC

メンズTBCでは「ヒゲ脱毛体験コース」を行っています。

ヒゲ脱毛体験コースの内容は以下の通り。

  • カウンセリング付き
  • スーパー脱毛(針脱毛)150本
  • 料金:1,000円

メンズTBCのスーパー脱毛(針脱毛)の料金は110円/本~のため、1,000円で150本脱毛できるのはとてもお得です。

②ダンディハウス

ダンディハウスでもニードル脱毛の体験ができます。

  • カウンセリング付き
  • ヒゲ・胸・お腹・脚・腕から1箇所選択
  • ブレンド脱毛(針脱毛)30分
  • 料金:5,000円

料金はメンズTBCよりも高いですが、ヒゲ以外の脱毛ができるところが魅力的ですね。

関連記事
 【5000円】ダンディハウスの体験脱毛はお得なのか?

ニードル脱毛に関するQ&A

最後に、ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)に関するよくある質問をまとめました。

こちらの5つについてお答えいたします。

ニードル脱毛はかなり痛いって本当?

当記事でも何度か申し上げている通り、ニードル脱毛は痛みのある脱毛方法です。

しかし、大小の差はあれど施術時に痛みを感じるのは光脱毛や医療レーザー脱毛でも同じこと。
「思っていたほどではなかった」と感じる方もおられるため、まずは体験などに行ってみるのが良いでしょう。

また、病院での注射と同じく、ニードル脱毛の痛みは施術者のスキルによっても左右されます。

サロン・クリニックを選ぶ際は、施術者向けの研修が充実していたり、痛みを抑えるために取り組んでいたりするとこを選ぶのがおすすめです。

脱毛後に赤みや腫れが出ると聞いたけど…

ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)では毛穴の内部に直接電流を流しますが、その際一瞬肌が高温になります。

刺激による反応によって、ニードル脱毛の施術後は赤みや腫れが現れますが、これは誰にでも発生します。

翌日から長くて数日間後には解消されるため、あまり心配する必要はありません。

注意
ただし、術後のケアや個人の体質によっては他のトラブルが発生する可能性もあります。

少しでもおかしいなと感じたら、すぐに皮膚科医に相談しましょう。

VIOの部位もニードル脱毛ができる?

ニードル脱毛はVIO脱毛も可能です。

ヒゲと同じく、VIOも生やしたくない箇所/生やしておきたい箇所がはっきり分かれるパーツ。
細かいデザインができるニードル脱毛は、むしろVIO向きと言えるでしょう。

ニードル脱毛でワキガが治るって本当?

ワキをニードル脱毛すると、ワキガの症状が軽減されることがあるようです。

これには二つの理由があり、一つ目はワキガの原因である「アポクリン汗腺」の働きが弱まるため。
ニードル脱毛の電流はアポクリン汗腺にも作用するようです。

もう一つは、ワキ毛が無くなることで蒸れが解消されるため。
臭いの元となる雑菌の繁殖を防ぐことができるようになります。

MEMO
ニードル脱毛はあくまで脱毛法のため、ワキガを根本的に解消できるわけではありません。

ワキガの治療は、専門のクリニックで行いましょう。

ニードル脱毛時に麻酔はできる?

ニードル脱毛の施術時、麻酔をしてもらうことはできます。

しかし、麻酔の取り扱いがあるのは医療機関(クリニック)のみ。
医療機関でないサロンやエステなどでは麻酔はありません。

眉毛もニードル脱毛できる?

ニードル脱毛は眉毛の脱毛も可能。太い眉を整えるのが大変!という方にもおすすめです。

ただし、眉下の眼球に近い部分はできないこともあります。
まずはサロン・クリニックで相談してみましょう。

ニードル脱毛のまとめ

ニードル脱毛は、確実に永久脱毛がしたいという人向けの脱毛方法です。

しかし、効果が高いぶん痛みや料金面でのデメリットもあります。

広い範囲は医療レーザー・光脱毛、狭い範囲はニードル脱毛など、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。