髭剃りで肌荒れする原因と対処方法

毎日髭剃りをする男性は、肌を傷つけやすく肌荒れを起こしやすいです。男性の肌荒れの原因のほとんどが「髭剃り」とも言われています。

今回は、

・髭剃りで肌荒れが起こる原因
・肌荒れしにくい髭剃りの方法
・髭剃りで肌荒れした場合の対処法

この3つを中心にご紹介します。

毎日髭剃りをしている男性は要チェックです。

そもそも、髭剃りで肌荒れする原因とは?

まずは、なぜ髭剃りで肌が荒れてしまうのか?髭剃りが原因で肌荒れてしているとは気づいていない男性も意外と多いかも!

①肌への直接的なダメージ

①肌への直接的なダメージ

髭剃りで肌荒れしやすい原因は、髭剃りをするときに肌の表面を傷つけてしまっているからです。剃刀や電気シェーバーなどの刃物を使って髭剃りをすると目には見えない傷が肌にダメージを与えています。

また髭剃りをする際にカミソリを逆に立てて剃る「逆剃り」も肌表面のバリア機能を削ってしまい大きなダメージを与えてしまっています。

②目に見えないニキビが潰れる

②目に見えないニキビが潰れる

髭の周りには目に見えないニキビが存在しています。特に髭が濃い人はニキビがあることに気が付かないまま、そのまま髭剃りをしてしまい、結果的にニキビや吹き出物を潰してしまった!という方も多いのではないでしょうか。

MEMO

ニキビを潰してしまうと、潰した場所の周りにもニキビが増える可能性があります。

髭剃りで肌荒れしたときの対処方法

続いては、髭剃りが原因で肌荒れしてしまった場合の対処方法を紹介します。

化粧水・乳液で保湿する

化粧水・乳液で保湿する

髭剃りで肌荒れした時には、化粧水・乳液などを使い保湿ケアするのがおすすめです。肌を保湿すると肌のターンオーバーが早くなり、髭剃りでついた細かな傷が早く修復できます。

特にニキビなど雑菌が原因と思われる肌荒れには、抗菌効果や殺菌効果のある化粧水を使うと改善しやすくなります。朝晩の洗顔の後にしっかりと保湿し、肌に潤いを与えて保護しましょう。

洗顔のやり方を見直す

洗顔のやり方を見直す

髭剃りで肌荒れをしてしまったからといって、洗顔の回数を増やすのは得策ではありません。顔を洗う回数は増やさず朝晩二回、洗顔料をしっかりと泡だてて、肌の上で泡を転がすように優しく洗います。

このとき、爪を立てて洗顔したり、強くゴシゴシするのはかえって逆効果の可能性が高いです。

肌への刺激を避ける

髭剃りによって肌荒れしている時は、なるべく肌に刺激を与えないことも大切です。

顔を触る癖がある人は我慢し、髪の先が肌に触れてしまうような髪型の人は顔に触れないようにまとめてセットしたり、自宅ではヘアバンドで生活をするなどして肌をさらに刺激しないようにしましょう。

MEMO

あまりにひどい肌荒れが続く場合は髭剃りを休んだり、皮膚科を受診することも念頭に置いておきましょう。

髭剃りによる肌荒れを軽減する方法

ここでは、髭剃りによる肌荒れを軽減する方法をいくつか紹介します。

・毎日髭剃りをしないといけない
・髭剃りによる肌への負担を減らしたい

という男性は要チェックです。

T字カミソリを正しく使う

T字カミソリを正しく使う

男性の髭剃りで最も使用されているのが「T字カミソリ」です。T字カミソリで髭剃りをする場合は、毛の流れに沿って剃ることを忘れずに。間違えて、毛の流れの逆から剃ってしまうと確実に肌が傷ついています。

逆剃りをしてしまうと肌のバリア機能が失われ、髭剃りによる肌荒れが起こりやすい状態を作ってしまいます。

カミソリの刃もこまめに替えよう

カミソリの刃は古くなると切れ味が悪くなり、スムーズに髭が剃れなくなります。その結果、髭剃りのときに力を入れてしまい、肌が傷ついてしまうことがあります。また、刃に髭が引っかかって毛穴を引っ張ってしまい、毛穴に強い刺激を与えることでニキビの原因にも繋がります。

注意

古い刃には雑菌が繁殖しやすくなり、それが肌に着くことが原因でニキビができてしまうこともあるため、T字カミソリの刃は定期的に新しいものに変えましょう。

電気シェーバーを使う

電気シェーバーを使う

T字カミソリに比べて、電気シェーバーは刃が肌に当たる面積が少ないため、肌へのダメージを防ぐことができ、肌荒れの原因となりにくいのが特徴です。

電気シェーバーが肌へのダメージが少ない理由は、外刃が肌を押さえて、内側の刃が回転することで髭を剃る仕組みになっているためです。

刃が肌に直接触れるカミソリとは違い、髭を肌ギリギリでカットすることができるのが電気シェーバーの魅力です。

往復式と回転式どちらが良い?

電気シェーバーには、

・内刃が回転しながら髭を剃っていく「回転式」
・内刃が左右に往復しながら髭を剃っていく「往復式」

があります。

髭剃りによる肌荒れが気になる方は、回転式の電気シェーバーがおすすめです。

回転式の電気シェーバーの特徴は、往復式の電気シェーバーと比べて深剃りしにくい仕様になっているため、肌を傷つけずに髭剃りをすることができます。

現在もT字カミソリを使っていて、ニキビや肌荒れが気になる方は、電気シェーバーの種類によるメリット・デメリットを把握して、自分に合うものを購入してみてはいかがでしょうか。

シェービングローション類

シェービングローション類

髭剃り前・髭剃り後のスキンケアとして、

・シェービングクリーム&ジェル
・アフターシェーブローション

等の男性向け化粧品があります。

シェービングクリーム&ジェルは、髭剃りをするときにできるだけ肌を傷めつけないようにするために使います。そして、アフターシェーブローションは髭剃りによって傷ついた肌をケアする働きがあります。

このように男性用化粧品の効果を活かして、髭剃り後の肌荒れを防ぐことができます。

MEMO

アフターシェーブローションの中には、肌のケアを目的とした商品だけではなく、髭の成長を抑える抑毛効果のあるローションもあります。

長期的に肌荒れが減るのは「脱毛」

髭剃りを辞める方法は脱毛しかありません。

・毎日の髭剃りがめんどくさい
・髭剃りして、肌荒れが起きるのが嫌

という男性の方は要チェックです。

髭剃りによる肌荒れを防ぐ最も簡単な方法が脱毛です。脱毛サロンやクリニックで導入されている脱毛器は、メラニンに反応して毛が生えてくる原因となる組織を破壊してくれる機能があります。

自己処理では、髭をカットするだけなので必ずまた生えてきてしまいますが、脱毛の場合は髭が一定期間、半永久的に生えなくなる効果が期待できます。

髭剃りで肌荒れしたときのよくあるQ&A

最後に、髭剃りで肌荒れしたときのよくあるQ&Aについて紹介します。自分と似たような悩みがないかチェックしましょう。

肌荒れを化粧で誤魔化すのはあり?

男性であっても、肌荒れを化粧で隠すことは何らおかしくありません。ただし、ファンデーションなどを塗ってしまうと不自然になるため、パウダーが含まれた化粧水などでさりげなく隠すのがいいでしょう。

化粧で全体を覆うのではなく、コンシーラーを使って気になるニキビのみピンポイントで隠すのもおすすめです。

化粧の注意点

 

ただし、化粧品は肌を刺激して、毛穴の詰まりや更なる肌荒れの原因となる場合もあります。肌荒れの治りを早くするには刺激を与えないのが一番なので、特別な日でもない限りはなるべく化粧は避け、化粧で肌荒れを隠した場合はしっかりとクレンジングを行うようにしましょう。

ニキビと吹き出物の違いは何?

ニキビも吹き出物も、毛穴の中に雑菌が入り、繁殖して腫れを引き起こしているのは同じです。思春期などにできて「ニキビ」と呼ばれるものは、成長期のホルモンバランスの崩れにより皮脂が過剰に分泌されてできるものです。

ニキビと吹き出物は、結果として現れているものは同じですが、原因が違うものという認識でいいでしょう。

化粧水をつけると染みる時の対処法は?

化粧水をつけると染みて痛みがある場合は、肌がひどく傷ついたり乾燥して弱っていることを示します。その化粧水は刺激が強すぎるということのため使用をやめ、敏感肌用の化粧水を買い直して使用しましょう。

化粧水が染みる場合でも、クリームやオイルなら染みずにケアできる場合もあるので、そういった商品も探してみるのがおすすめです。

肌荒れが治らない方は医療機関に相談を

自宅でのケアでは肌荒れが治らない場合は、医療機関に相談しましょう。皮膚科を受診すれば、肌の状態や肌荒れの原因に合った飲み薬・塗り薬が処方されます。保険適用の薬なら、市販の化粧水を購入するより効果が高く、価格も安い場合もあります。

「肌荒れ程度で病院は…」と気後れする必要はないので、肌荒れが酷くなり、消えない跡が残ったりする前に病院を受診しましょう。